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ソラ
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共に生きるために
夕暮れ時のいつもの公園、遊び疲れたワンコの群れが休憩している。 無心に遊ぶワンコ達もいいが、リラックスしているワンコ達もまたいい。 なにかホッとした安らかな空気が流れている ・・・・・。 ワンコ達が、互いにリラックスできることが、「 群れ 」 の証しなのだと思う。 この公園には、少年少女達も愛犬を連れてやってくる。 自分の家のワンコだけでなく、他のワンちゃんとも触れ合いたいからだろう。 プー君を抱きかかえている少女 ( プー君の飼い主さんだが ) は、 手作りクッキーを持ってきて、他のワンちゃん達にふるまってくれる。 ワンコ達、「 クッキーちょうだい 」 と、みんな必死だ!! ソラのリードを引いてくれている少年 ( メイちゃん一家の長男君 ) は、 ソラをとても可愛がってくれる。子供が苦手のソラだが、この少年には 気を許していて、リードを持たれても大丈夫なのだ。 先日、ソラはこの子から一枚の絵をプレゼントされた。 やさしい、温かい絵をありがとう ・・・・、大切にするネ!! イギリスに、犬についての一篇の詩がある ・・・・・・ 子供が生まれたら犬を飼うがいい 仔犬は子供より早く成長して、子供を守ってくれるだろう そして、子供が成長すると良き友となる 子供が青年となり、多感な年頃に、犬は年老いて死ぬだろう 犬は、青年に教えるのである ・・・・・ 死の悲しみを、そして、命の尊さを 犬にはたぐい稀なる 「 共感能力 」 がある。 共感 とは表情やしぐさで他者の心情を理解する能力のことだ。 犬と触れ合うことで、犬は少年少女たちに 共感 の大切さを教えてくれる。 「 共感力 」 は 「 群れ意識 」 を支えるコミュニケーション能力 ・・・・・ これによって、少年と犬は友となり、太い絆で結ばれるのだろう。
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