にゃーちゃんの顔を正面から見ると、どうしてもしてみたくなることがある。
それは、ひげを切ること。
一本でもいい、先っぽだけでもいい、切らしてくれないかなあ・・・・。
元々は昔から言われる「猫のひげはセンサーだから切っちゃいけないよ」の言いつけ通り切ってみたいなんて思わなかったが、にゃーちゃんと暮らすうち、「このひげ、いらんだろ?」と思うようになり、「一本くらい切ってもいいだろ?」に・・・。
まず初めは猫のひげは体の幅と同じで、ひげで隙間を測って自分が通れるか判断しているから切ってはいけない、というやつ。
にゃーちゃんは若い頃は、夏と冬では一キロ体重が変わるので体型もまったく違った。
夏は上から見ると腹の部分がへこんでいるが、冬は腹の部分がエンタシスの柱のようだった。
そして、ひげがその変化に合わせて長さが変わっているとは思えなかった。
実際、冬は頭のサイズだけ開いているふすまから出ようとして、腹でつかえることがしばしばだった。
結論。このひげはサイズを測るのには使われていない。
続いて、ひげを切るとバランスが取れなくなってまっすぐ歩けなくなったりする、と言うヤツ。
やはり若い頃は家中の隙間という隙間に入ってはホコリ掃除をしていたにゃーちゃん。
ある時、父の仕事道具のある物置へ入って4時間くらいして出てきた。
満足げだが、その顔に何か違和感が・・・・。クモの巣で片方のひげが一括りにされて、あらぬ方向を向いていた。しかし全くかまう様子はなく・・・・顔洗わないのか?(^_^;)
結論。このひげはただの飾りである。
そしてこの後、なんかのはずみにストーブに近づきすぎて片方のひげの先が焦げる。
でも全く生活にはなんの支障もなかった。
つ、ま、り、だ。このひげはいらない!
・・・・・切らしてくれ〜!!一度でいい切ってみたい!!
でも実行に移さないのは、本当にちょっとでも切って何かあったらやだなあ、と思うから・・・(^_^;)
ああ、でも切ってみたい・・・。