ゴミを捨てられないジイジのことだから、きっとまだどこか、仕事道具置き場の奥の方に押し込まれてると思うが、ジイジの仕事用の厚い皮の手袋の話。
ドライビンググローブのようなスマートなものじゃなくて、野球のグローブみたいなデカイやつだ。
もちろん仕事に必要で買ったのだが、仕事にはそれほど使ってない。
ジイジがにゃーちゃんと遊ぶ時にものすごく使った。
私や弟、バアバとじゃれて遊ぶ時、にゃーちゃんは本気噛みする事はまずなく、流血する事もなかった。
しかし、妹とジイジにはなぜかいつも本気。
なのでいつも流血。
妹は厚手の服を着ているときしか遊んでやらなくなった。
しかしジイジはある日、この仕事用の手袋を持ち出してきて「これならいいぞ!来い!」とにゃーちゃんを挑発しだした。
張り切って噛み付いて遊ぶにゃーちゃん。
噛んでも噛んでもジイジが逃げないので、ますますヒートアップ。
ガルルル・・・・とか言い出し、にゃーちゃん一応ケモノだった・・・・と思ったりした(-_-;)
そしてジイジもいくら噛まれても平気なのでいくらでもつついて、にゃーちゃんを怒らせ、ずっと遊んでいた。
そんなある日、いくらやっても自分が勝ちでない、と気付いたにゃーちゃん。ちょっと不機嫌に。
ジイジは一人いい機嫌で「どうした!?ほれ!」といつもの調子で挑発していた。
そして事件は起こった。
にゃーちゃんがすごい勢いで飛びついて噛み付いたのは、ジイジの向こう脛。
「あつつつつつっ!!!こら!!」
痛いのはジイジだけ。
私らはやっぱりにゃーちゃんのほうが賢いわ、と笑い転げた。
ジイジは油断した、と下半身だけコタツに入ったりしてみたが、にゃーちゃんはスライディングのようにズザザザザ〜〜ッ!とコタツに頭突っ込むと、またジイジの向こう脛にガブリ!
ここらでもう私らは、今回もにゃーちゃんの勝ち、と思ったのだが、ジイジだけは負けじと脛を庇っていた(^_^;)
一時は「今回の手袋はジイジにしてはアタリだなあ・・・これならさすがのにゃーちゃんも・・・」と思ったりしたけど、やっぱりにゃーちゃんが賢かった。にゃーちゃんとの知恵比べで、ジイジが勝てたものはないです・・・・ちなみに・・・・(^_^;)