わが家では今、『作務衣』が流行っている。
激安衣料品店で見つけた和柄の上下は、
12月だというのに、エアコンもコタツも使わないで良いほどの代物なのである。
よ:「私らは暖かいけど、抹茶くんは?」
ニ:「まっちゃんこはダメか・・・」
冬支度にと、『猫ちゃんこ』を買ってはみたのだが、
ま:“かあちゃん、また何かしたやろ〜!背中が重い・・・何くっつけた!!?”
ニ:「ちゃーちゃんは絶対これ!!」
ニャ王が張り切って選んだ『まっちゃんこ』は、
買った時同様、小さなハンガーにかけられたままとなっていたのである。
最初から何枚も買うつもりのニャ王に、
よ:「わからんよ〜。自分で買い物袋は着ても、自分の好きな物じゃなきゃ〜。気に入ってくれたら、また違う色買ってやれば良いやろ〜。」
案の定であった。
ま:“ボク男の子だから、ピンクは着ないよ!”
と言いたいのか、
ま:“ちゃんちゃんこって・・・ダッセ〜”
と言いたいのか、
よ:「ビニール袋よりまっちゃんこの方が、暖かいよ〜♪」
そんな言葉とニャ王の愛情は、抹茶には届かないのである。