今日はとらの葬儀で斎場へ行き、とらとお別れしてきました。
今朝早く、とらを棺に納棺しました。とらに「ありがとう、大好きだよ。」ってたくさん伝えながら、棺におさめました。お気に入りの毛布にくるみ、最後まで使っていた愛用の枕に寝かせ、食いしん坊のとらのために、食べられなかった最後の日のごはんと、その他にもごはんとおやつをたくさん入れてあげました。
たくさんのお花も一緒に入れ、お花に囲まれたとらは、微笑んだような穏やかな顔で眠っていました。
出発前、最後にとらの頬にキスをしました。これがとらにできる最後のキスです…。
いよいよ出発のときがきました。外は肌寒いくらいの涼しさで、小雨がパラついていました。涙雨でしょうか。
とらと最後のドライブをし、斎場に着くと係員の方が丁寧に出迎えてくれました。
斎場の控室の祭壇にとらの写真を飾り、お線香をあげて、とらと最後のお別れです…。家族だけでお別れをする時間をとってくれました。
とらの棺を開けてとらの身体にふれました。生きていたときと何一つ変わらない柔らかな毛並み…。ずっとふれていたくて、別れたくなくて、胸が張り裂けそうでした。
最後にとらの手に感謝の気持ちをつづった私からの手紙を持たせました。とら、読めたかなあ?
本当はそういうことしていいのか分からないけど、お手紙の封筒に私の髪の毛を入れて、とらと一緒に焼いてもらうことにしました。とらが寂しくないようにずっとそばにいたいから…。
とらがかまに入れられて、扉が閉まる瞬間が一番辛かったです。連れ戻したい気持ちでいっぱいで、でもありがとう、大好きってちゃんと伝えました。
とらは2.4kgととても小柄な猫だったため、猫用の小さな骨壺で入ると思ってましたが、意外に骨太で、普通の猫ちゃんが入る骨壺には入りませんでした。19歳という年齢を感じさせない丈夫な骨で、歯も焼けずに全部生えそろっていたのがすごかったです。とらの生命力の強さを感じました。
係員の方に「長年やってますが、こんなにしっかりとお骨が残る猫ちゃんはなかなかいません。さすが19年生きただけあって、丈夫な身体なのですね。」と言われました。とらちゃん、誉められちゃったね。
家族でお骨を拾い、とららしい優しい曲線の卵形の骨壺にとらは眠っています。お骨になってもとらがいとおしくて、抱きしめて自宅に戻りました。
お葬式が終わると別れが辛くて悲しくて…、と思っていましたが、確かに悲しくてたまらないのですが、何でしょうか、柔らかなものに包まれたようなフワフワした感じで、不思議と優しい気分にすらなります。これはとらが私の苦しみを全部取ってくれて、私を包み込んでくれているんだ!そう思えて仕方ないのです。とらはきっと私のそばにいる!そう確信しました。
とらちゃん、とらちゃんは本当に自慢の子だよ!私と一緒に暮らしてくれて本当にありがとう。幸せをたくさんくれてありがとう。とらちゃんは幸せだったかなあ?
これからも変わることなく、ずっとずっと大好きだよ。愛してるよ、とらちゃん。