お嬢様になって二週間くらい経ったころ、人間で言う首の後ろに500円玉大のハゲができました。びっくりして病院に連れていくと、多分手術のときの麻酔のせいかといわれました。そんなに弱い子なのかとそのときは心配になりましたが、その後一切そういうことはなく、いたって元気で暮らしております。
動物病院の先生も、小梅がうちの子になったことを喜んでくれました。
お嬢様生活も楽でよいけれど、なれてくるとちょっと退屈になってきました。
まだまだ若い娘なんですから。そこで、食器棚と本棚、冷蔵庫を結ぶかたちで、それぞれの上に棚板を乗せ、固定して、空中散歩が出来るようにしました。
画像はこの「空中回路」で休む小梅です。高いところから見下ろす快感を味わっているのでしょう。
部屋のみかけは今いちになってしまいましたが、小梅はこれが大好きで喜んでくれました。この頃から猫中心の生活が始まりつつあったのです。
狭い通路なわけですから、前進は良いけれど、向きを変えることができない、元に戻りたいときは、バックするしかないわけで、猫のバックって初めて見ました。