ピクニック♪♪&モデル
ママが 8時に 慌てて起きてきた。
「クッキー、おはよー」
「良かったぁ〜」
「クッキー、元気に朝を迎えられて良かったぁ〜」
「ママ、どうしたの?」
って、顔を上げたら
「クッキーが屋根から落ちた夢を見ちゃったの」
「幸い、命に別状なくて、クッキーは元気に歩けたからホッとしたっていう変な夢だったの」
「ふぅーん」
「安心してね。僕はこの通り元気だよ」
ママは 現実の僕を見て 一安心。
「さぁ、出て来て良いよ」ってハウスの鍵を開けてくれたんだ。
前足ズリズリ
ギュルルル キュー ギュルルル〜
「クッキー、元気だけど、お腹が鳴ってるね」
「どうしたのかな?」
朝一番のオシッコ&ウンチは?
異常なし!
「それじゃぁ、お腹が空き過ぎたかな?」
「念のために 朝ご飯は ふやかして チーズをトッピングしてあげるね」
って ママが言ってくれた。
ママが食べてる間は 窓際で日向ぼっこ。
僕のご飯は キッチンでふやかし中。
ママが食べ終わって 僕の番になった。
恒例の儀式、アイコンタクトもバッチグー(^-^)v
ガツガツ ムシャムシャ
完食!
お腹空いてただけだったかも?
ママが食器を片付けてから僕のマッサージタイム。
「関節が 軟らかくなって 調子が良いね〜」
「今日は暖かいからご飯を持ってロングコースにする?」
「賛成!」
ママのお口をペロペロ。
僕のマッサージが終わってから、ママもロングコースに備えてストレッチ!
ママがストレッチの間、僕は日向ぼっこしながら待機。
そして、ママが洗面や歯磨き、着替えを済ませて、やっとお散歩に出発出来たのは 10時半。
さぁ、○○公園を目指して let's go!
風も穏やか、お日様もニコニコ、ポカポカ陽気で気持ちが良いね〜。
○○公園は どうかな?
ママと そんな話しをしながら バギーから景色を眺めてた。
さて、公園に着いたよ。
梅の花が またまた 綺麗だね〜。
親子連れ、年配の方、ランニングしてる方、ワンコちゃんのお散歩…
ポカポカ陽気だし、土曜日だから 皆 集まってきたね。
あっ、昨日のチワワちゃんとおじ様だぁ!
「おはようございます」
ママが 挨拶したら 気がついてくれた。
「おはよ、元気そうだね」って おじ様が 撫でてくれたの。
チワワちゃん、僕に会えて嬉しいのかな?
尻尾が千切れそうになる位、フリフリして、バギーの僕を覗こうとしてた。
僕は まだバギーにいたから お鼻とお鼻の挨拶が出来なくて ごめんなさい。
チワワちゃんとおじ様は ご家族とお散歩中だったみたいだったから、ちょっと挨拶しただけで 別れたんだ。
さぁ、僕も歩こうかな〜
車椅子に乗り換えて いざ出陣!
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
今日は、人がたくさんだから の〜んびり ゆっくり…
池は どうなってるかな?
小さい池のカモちゃん達 を見てみよう。
スーイスーイ
元気に泳いで 気持ちよさそう〜
暫く眺めてから 一服。
お水を飲んで パワー回復!
さぁ、また 歩こうか。
テクテク ポテポテ トコトコ
♪右足君 宜しくね〜、左足君 頑張ろうね〜♪
今度は 大きい池の周りを歩こう!
テクテク ポテポテ トコトコ
「すみませ〜ん」
声をかけられて振り向いたら、坊主頭の男の子。
男の子「○×高校の写真部なんですけど、ワンちゃんの写真を撮らせて貰っても良いですか?」
ママ「どうぞ」
「背景はどうする?」
男の子「このままで大丈夫です」
男の子は 本格的なカメラを取り出して 僕の事を何枚も撮影。
男の子「難しいです〜」
「ワンちゃんを撮影するのって難しいですね〜」
ママ「動くから、なかなかカメラ目線は難しいわよね」
「おもちゃを使って、集中させてみる?」
「ヤラセみたいだけど」
男の子「なるほど〜、すみません」
ママが 僕の外用ボールをお散歩バッグから出して 僕に
ボールを鳴らそうとした。
あれ、音が鳴らなくなってる〜、失敗かな?
僕の目線が定まらないから、男の子は 撮影に奮闘してた。
ママ「ボールは音が鳴らないから、フードにしてみる?」
男の子「あっ、フードも良いですね」
ママ「片手にフードを持って片手にカメラは難しい?」
男の子「やってみます」
ママは 男の子に 僕のカリカリフードを2粒 渡した。
男の子は、左手にフード、右手で カメラを構え
カシャ カシャ カシャ
僕は フードが欲しくて ずっと 男の子の左手を眺めてた。
何枚も 何枚も 男の子は撮影してから 僕にフードをくれた。
男の子「時間を取らせてすみません」
ママ「大丈夫よ。今日はのんびりしようと思ってるから」
「将来はカメラマンを目指してるの?」
男の子「はい、一応」
「今日は土曜日だし、暖かいから、皆が集まるかなって一人で来てみたんですけど、ずっと緊張しちゃって声をかけづらかったんです」
「子供の写真も撮りたいんですけど、遊んでる所を邪魔したら悪いし…」
ママ「そうね〜、親に話して了解して貰えれば良いけどね〜」
男の子「はい、悪用はしないと話しますけど、なかなか…」
ママ「高校の名前を出せば大丈夫とは思うけど、難しいわよね〜」
「それでは、頑張って下さいね」
男の子「ありがとうございます。頑張ります!」
ママは カメラマンを目指してる可愛い男の子を応援したくて、おもちゃ作戦やフード作戦で協力。
僕も モデルとして 男の子に協力したよ〜。
あっ、そう言えば 別れる前に 撮影した僕の画像を見せてくれたけど、男前に写してくれてた。
見習いカメラマン君、ありがとうね〜。
そして 将来の夢が叶いますように。頑張ってね。
この写真は、「公園に行ったよ」って ママが撮影したんの。
続く
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