僕の辞書には「休」がない
続き
ママが 美容院に出掛けたのは 10時過ぎ。
僕は、ビスケとハウスでお留守番してた。
ママは、カットとカラーで 時間がかかったらしい。
ついでに買い物もして来たから、家に帰って来たのは13時。
「ただいま〜」
「ごめんね。ゆっくり寝られた?」
「3時間のお留守番だったから、オシッコが溜まっちゃったよね、出してあげる」
ハウスの鍵を開けてくれた。
「おかえりー」
僕は、前足ズリズリ
ハウスから出て、オシッコを出して貰ったから、スッキリ〜。
「さぁ、お昼ご飯にしましょうね」
お昼ご飯は ママと一緒に食べた。
ママが美容院に出掛けてる間に、ゆっくり寝られたし お腹一杯になって パワーアップ!
充電完了!
毛布とタオルを よっこらしょ。
ブンブン 振り回せ!
お次は タオルをカジカジ
うーん、飽きたなぁ…
「ビスケ 一緒に遊ぼー!」
「久しぶりにプロレスごっこだよ」
「えい、やぁ!」
ブンブン ブルブルブルーン
「どうだぁ!」
「お、お兄ちゃん、勘弁して下さ〜い」
「もう降参なの?」
「ビスケは、やっぱり修行が足りないなぁ〜」
「まぁ、今日はこれで許してあげよう」
だけど、僕の辞書には
「休」という字は ない。
続く
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