ベンチで休憩
元気よく歩いた後は 休憩タイム！
「クッキー、ロ○○ン前広場に行って休もう！」
「OK！」
えーっと、曲がり角を左に曲がって…
ベンチ 空いてるかな…
親子連れで賑やかな広場だな…
「あっ、あそこが空いてるよ」
空いてるベンチを見つけたから、ママと休憩。
「たまには久しぶりに一緒にベンチに座る？」
車椅子から降ろして貰ってから、久しぶりにベンチにチョコンって お座り。
ベンチから落ちないように、ママがリードをしっかり持って 記念に一枚撮影したよ。
「ベンチからの眺めは、やっぱり良いな〜」
「前は、いつもママとベンチに寄り添って休憩したんだよね〜」
「最近は、バギーに乗り換えるから、たまにはベンチも良いな〜」
広場では、子供達が鳩に自分が食べてるドーナツのかけらをあげたり、鳩を追い掛けたりしてるのが見えた。
僕のママも 小さい時は 鳩を見ると追いかけてたみたいだけど、なんで 鳩を見ると追いかけたくなったのかは 覚えてないらしい。
鳩にしたら きっと迷惑だよね…
そんな事を考えながら 休憩したけど、写真屋さんに寄らないといけない事を思い出したから、5分位で休憩は終了。
僕は バギーに乗り換えて写真屋さんまで お付き合い。
写真屋さんに向かう途中で 制服を着た幼稚園児とお母さんが近付いてきたよ。
「こんにちは。触ってもいいですか？」
って幼稚園児。
「こんにちは。触ってもいいですよ」
「○ちゃん、手をグーにして匂いを覚えて貰いなさい」
とお母さん。
このお母さんは、ワンコが恐がらない方法を知ってるみたいだね。
幼稚園児は、お母さんの真似をして、僕のお鼻にグーにした手を近付けてきた。
クンクン クンクン
嗅いだことないな…
「WON！」
思わず吠えたら、幼稚園児がびっくりしてた。
「びっくりさせてごめんなさいね」
ママが謝った。
「なんでベビーカーなんですか？」
お母さんに聞かれて、
「病気で下半身麻痺になったんですよ」
ママが説明したら、
「お年ですか？」
お母さんに聞かれて
「来月で5歳ですよ」
「まだ若いですね〜」
ってお母さん。
「ねぇ、ワンちゃんはおじいちゃんなの？」
幼稚園児が聞いて、お母さんが「まだ若いけど病気で足が動かなくなったんだって」
と説明。
幼稚園児はよく分からないみたいでキョトンとしたおめめだった。
親子と「またねー」って別れてから 写真屋さんへ。
携帯で撮影した僕の写真がメモリーにいっぱいになったから CDに焼き付けて貰うの。
僕は 写真屋さんに入れないから外で待ってたけど機械操作での注文を終えたら 直ぐにママは戻って来た。
待ってる間、下校中の小学生の女の子に囲まれちゃったぁ〜。
ベビーカーに乗ってる僕を見て「可愛い〜」
そんな「可愛い〜」なんて言われると照れるな〜
それにしても、今日も 色んな人とお喋りしたな〜
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