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クッキー
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黄梅の観察が終わった後、 大急ぎで テクテク ポテポテ トコトコ 身体が冷えないうちに、帰らなくちゃ! さっきよりも、もっと スピードをアップ。 タッタッタッタッタ〜! ママ「クッキー君、スイセン 咲き始めてるよ〜」 僕「本当だ〜」 スイセンも咲き始めて、ママの顔が ニッコニコ。 また、カメラを片手に 観察を始めたよ。 でも、僕が ブスっとしてたら 観察が あっと言う間に終わった。 僕「ママ、急ぐよ!」 ママ「はい!」 今度は、僕の歩調に合わせて ママが タッタカッタッタッタ〜! 一生縣命に前足君を動かしていたら、 「あら、●●さん!」 ママの苗字を呼ぶ声がした。 誰かしら…。 振り向いたら、バドミントン教室に通っていた時のKコーチだったの。 ママ「お久し振りです!」 Kコーチ「最近、スポーツクラブに行ってないの?」 ママ「行ってるんでけど、クッキーと過ごす時間を増やしたので本数を減らしました」 Kコーチ「あら、そうだったの」 ママが某スポーツクラブに行く時間に、Kコーチは 出勤時間で よく すれ違っていたのだ。 ところが、最近 ドッグダンスの練習やら 色々な諸事情でスポーツクラブに行く回数が、グンと減っている。 Kコーチとは、久しぶりの対面となった。 Kコーチ「クッキーちゃん、元気そうね」 「何歳になったの?」 ママ「2月9日で9歳です」 Kコーチ「まだまだ、長生きできるわね」 「一時期は、心配したけど、●●さんのお陰だわね」 「うちの子は、13歳なの」 「この頃、足腰が弱っちゃって…」 ママ「長生きしてくれるといいですね」 Kコーチには、 僕が病気になって 大変な時を知っている。 あの頃、ママは 熱心に教室に通っていたけど、僕が病気になった時は 理由を言って休ませて貰ったのだ。 わんこと暮らしているコーチだから、ママの気持ちを分ってくれて 僕の看病に専念してと言ってくれた。 あの大変な時を知ってるから、こうして 元気に散歩している様子を見て 嬉しそうに話しかけてくださるの。 Kコーチのワンちゃんとは、2回くらい お散歩で逢ったことあるかな…。 13歳だって〜。 長生きして欲しいね。 Kコーチと別れた後、 近道して テクテク ポテポテ トコトコ ケ●タッキー前で、ゴーール! ママ「クッキー君、今日も たくさん歩けて偉かったね」 僕「うん、ありがとう〜!」 公園で遊びたい気もあったけど、ママの言う事を聞いて一生縣命に歩いたの。 頑張って歩いた甲斐があったな〜。 褒められたら嬉しくて、 思わず前足ピョンピョン。 ママの顔を、ペロペロ ペロペロ 舐めちゃった〜。 オシッコ&を出して貰って、スッキリしてからマイカーに。 エッサホイサ エッサホイサ エッサホイサ 坂道をアップダウン。 お家に帰ったら、暖房を点けよう〜っと!
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