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クッキー
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身体が温まるまで、公園内を ママと一緒に タッタッタッタ〜! だんだん、ポカポカして来たかも〜! 試しに、お口を開けて 笑ってみた。 そしたら、 また 冷たい風が〜!! 今度は、 ノーリードで走ってみる事に。 誰も居ない事を確認してから、 外して貰ったよ。 ママ「クッキー君、走っていいよ」 僕「うん!」 今度は、自分のペースで走れる。 キャッホ〜イ! タッタッタッタッタ〜! ママは、 僕が走ってる姿を カシャ! カシャ! ところが ママ「あらら、逆光だったね」 「クッキー君が格好良く走ってる姿がシルエット風になっちゃった」 「もう一回、走ってみてくれる?」 僕「うん」 逆光で、失敗したらしい。 次は、お日様に向って走れば大丈夫かな。 スタート地点を変えて、リベンジ〜! ママ「おいで〜!」 僕「今、行くよ〜!」 タッタッタッタッタ〜! と、全速力で走りたいけど、ママとの距離が近すぎた。 テケテケ テケテケ テケテケ 何だか、 変な走りになっちゃったよん。 冷たい風が入るから、お口を閉じてないといけないし。 今日も、出掛ける前にマッサージして貰ったから、もっと走れるかと思ったのに、思い通り 走れなくてガックリ さあ、 そろそろ 帰ろうか…。 リードを着けて貰って、 テクテク ポテ… ママ「急に立ち止まって、どうしたの?」 僕「黒柴ちゃんが、こっちに向って走って来るよ」 ママ「本当だ〜!」 「クッキー君、よく 分かったね」 僕「うん」 「お鼻の探知機が、ピピピって鳴ったの」 数メートル先に現れた黒柴ちゃん。 人間のママには、全く 分らなかったみたいだけど、僕の鼻探知機が知らせてくれたよ。 暫く立ち止まっていたら、 あっと言う間に近づいて来たの。 健康な黒柴ちゃんだから、走るのが速いね。 ママ「おはようございます」 黒柴ちゃんママさん「おはようございます」 僕「………」 黒柴ちゃん「…………」 ママと黒柴ちゃんママさん、ニッコリ笑顔で ご挨拶。 僕と黒柴ちゃん、 顔見知りだから 黙って すれ違ったよ〜。 さあ、 どんどん 進もう! 凍えないうちに、帰らないと…。 緩やかな登り坂を、 よいしょ! よいしょ! 登り坂は、 どうしても 前のめりの姿勢になっちゃうな〜。
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