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クッキー
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トントントン あっ、 もしかして! キッチンから、軽快な音が聞こえて来た。 この音は、キャベツを切る音に違いない! 起きなくちゃ! よっこらしょ、 前足ズリズリ。 キッチンに前足ダッシュ! ママ「クッキー君は、キャベツを切る音に敏感だね〜」 僕「エヘヘへ」 ママ「だけど、その前にオシッコ&を出さないと…」 僕「あっ、そっか…」 包丁の音に慌てて起きたから、オシッコが溜まってる事を忘れてたよん。 朝一番のオシッコ&を出して貰って、スッキリ〜。 気になるpHは、6.4 健康なオシッコでGood! さてと、 どんな作戦で おねだりしようかな…。 やっぱり、あの顔が良いかな…。 クリクリおめめで、ちょっと首を傾げてみると、ママはメロメロだもんな〜。 よし、その作戦で行こう! 僕「ママ、お願いがあります」 「キャベツの芯を、分けて頂けませんか?」 ママ「クッキー君の≪おねだり顔≫に負けたわ〜」 ヤッタア! 作戦、大成功! 昨日、ママがキャベツを買って来たのを見たから、聞いてみて良かった〜! キャベツの芯を切って貰って、 お行儀よく お座り。 ちゃんと、アイコンタクトしてから いただきま〜す! シャリシャリ シャリシャリ う〜ん、シャキシャキして 美味しい〜! この食感が堪らないぜい! もう少し、貰えないかな…。 ちょっと、聞いてみよう〜っと! さっきより、もっと可愛い顔で おねだりしてみようか…。 それとも、哀愁を漂わせてみようか…。 ママも事だから、同じ顔は効かないかも知れないな…。 やっぱり、哀愁を漂わせてみよう。 僕「あ…あの…」 「お忙しいところ、申し訳ありませんが もう少しキャベツの芯を頂けませんか?」 ママ「もう、そんなにないよ」 「ご飯まで、待っててね」 作戦、大失敗 ≪おねだり作戦≫は、1回しか効かないのかな。 ガックリ 仕方ないから、 朝食準備が整うまで 景色を眺める事にしたよ。 ママは、 目玉焼きを焼いたり キャベツを切ったり…。 テキパキ テキパキ 動いてた。
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