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クッキー
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行き先は、 どこだろう…。 ドライブシートボックスの中から、景色をジー。 あれ? 駐車場だ…。 まだ、お家を出てから10分位しか経ってないのに…。 ま…まさか、ここが目的地? と思ったら、 パパ「コンビニに寄ってくるけど、何が飲みたい?」 ママ「缶コーヒーがいいな」 パパ「了解!」 「買ってくるから、ちょっと待っててね」 ママ「うん、お願いします」 ここは、コンビニ駐車場だったの。 パパが買い物してる間、僕とママは 車内でお留守番。 パパ、まだかな〜。 僕は、パパが戻って来るまで ず〜っと 外を眺めて待ってたの。 ママはね、携帯を開けて みんなのブログを読みにしながら 暇潰ししてたよ。 あっ、パパが戻って来た! 僕「WONWONWON!」 パパの姿が見えた途端、 嬉しくて 思わず大きな声が出ちゃったよん。 ママは、慌てて携帯を閉じて、カバンの中に。 パパ「お待たせ」 「今回のドライブのお供は、これだよ〜」 パパがママに渡してくれたドライブのお供は… 赤い缶コーヒーとトリプルベリードーナツ 袋を開けて出してみたら、こんな感じ。 ママ「いただきま〜す!」 パクパク モグモグ 美味しいけど、 食べづらい! ズボンに、たくさん コーテイングされたチョコが ボロボロと零れ落ち、大変な事になっちゃったの。 ママ「美味しいけど、こぼれるね」 パパ「でしょ?」 「俺は、経験済みなの」 なんだ、パパは前にも食べたことがあったのか…。 だったら、事前に知らせてくれたら良かったのに…。 まあ、良いか…。 テイッシュをズボンの上に広げて、 パクパク モグモグ ママは、食べるのに一苦労していたよ。 パパのは、 違うお供だね。 あっちも美味しそう〜! 僕は、パパがお口に運ぶ度に ジー。 見つめちゃった。 甘い香りが、車内に漂っていて だんだん 僕も小腹が空いてきたな〜。 でも、お昼ご飯まで 我慢 我慢。 目的地に着くまで、寝ちゃおう! 寝る体制に入ろうとしたら ママ「クッキー君も、ドライブのお供があるんだけど…」 「寝るなら、いらないかな…」 僕「えっ、僕の分もあるの?」 「食べる〜!」 『ドライブのお供』があると聞いて、慌てて 飛び起きちゃった。 ママの手には、チーズが一つ。 細かく分けて貰って、パクリッ ムシャムシャ
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