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クッキー
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僕が選んだのは、もちろん 左コース。 段差を、よっこらしょっと! テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃ〜ん、 戻ってきたよ〜! そろそろ、一緒に探検しようよ〜! あれ…、 メグちゃんがいない…。 もしかして、ここを登ったのかな…。 ジー。 あっ、いたいた〜! メグちゃんを追いかけよう〜っと! 緩やかなスロープを、ヨイショ ヨイショ。 ママに後ろを押して貰いながら、ヨイショ、ヨイショ。 僕「メグちゃ〜ん、僕も登ってきたよ〜!」 メグちゃん「あら、クッキー君!」 「スロープの上の植え込みって、面白いわよね〜」 エンジンがかかりだしたメグちゃん、 スロープの上の植え込みの下を クンクン クンクン。 匂いを確か目ながら、情報を集めていたよ。 そしたら、 メグちゃん「私、喉が渇いちゃった」 「戻ろう〜っと!」 テクテク テクテク テクテク スロープを降りて行っちゃったの。 あ〜ん、待って〜! 僕も降りる〜! テクテク ポテポテ トコトコ ガラガラガラ〜! 必死にメグちゃんを追いかけたら、車椅子のタイヤ音が鳴り響いちゃった。 僕「あ〜あ、僕って どうして 積極的に誘えないのだろう…」 「パパに、男としてのリードの仕方を習おうかな…」 テクテク ポテポテ トコトコ マイカーの所に戻って、お水を ペロペロ ペロペロ。 メグちゃんも、お水を飲んで ペロペロ ペロペロ。 喉を潤していたら、 ワイワイガヤガヤ 賑やかな声が聞こえて来た。 メグちゃん「あっ、小学生だわ〜!」 「この子達は、私とクッキー君が遊ぶグランドの近くの小学生ね」 「暑いけど、お勉強 頑張ってね」 「熱中症にならないように、ちゃんと水分補給してね」 僕「小学生達が安全に登校できるように、暫く 見守ろう!」 「『わんわんパトロール隊』 活動開始!」 僕も、メグちゃんと一緒に 小学生達を 暫く 見守る事にしたよ。 メグちゃん「ママ〜、小学生達 無事に登校して行ったわ〜」 「そろそろ、帰りましょうよ〜」 メグちゃんママさん「そうね、ゆっくり 帰りましょう」 メグちゃん「クッキー君、小学生達を無事に見届けたから帰りましょう」 僕「そうだね、ゆっくり歩いて帰ろう!」 小学生達が登校してきたというと、もう 8時を回ったという事だよね。 日差しが暑くなってきたら、 アスファルトも熱くなるという事。 火傷しないように、今のうちに 帰ろう!
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