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渋滞を心配したママが、タクシーを呼んだのが 8時過ぎ。 タクシーが僕のお家に迎えに来たのが、8時半だった。 ママ「N大学動物病院まで、お願いします」 運転手さん「はい、かしこまりました」 運転手さんに行き先を告げて、ブ〜ン =33 心配していた渋滞もなく、順調に走り N大学動物病院に着いたのは、9時だったよ。 10時半からの予約なのに、いくらなんでも 早過ぎたかも…。 僕のお家 ⇔ N大学動物病院 の片道は、車だと30分だという事が分かったから、まあ 良いか…。 受付に診察券を提出して、 待合室へ。 まだ、診察が始まったばかりだから、 患者さんも飼い主さんも少ない。 スリングから出して貰って、椅子の上にタオルを敷いて貰った。 この病院、 久し振りだな〜。 去年の秋以来だから、半年振りか…。 僕「ねえ、どれ位で呼ばれるの?」 ママ「10時半だから、1時間半 待つよ」 僕「1時間半も待つの?」 「じゃあ、お外をグルッと散歩したいな〜」 ママ「ごめん、車椅子を持って来てないの」 僕「そっか…」 「この椅子、前足だけじゃ 踏ん張れそうにないな…」 「降ろして〜」 ママ「お家のソファーと違うから、寛げないか…」 「降ろしてあげる」 名前を呼ばれるまで、 グルッと散歩出来るかと思ったら、車椅子を置いて来たんだって〜。 待合室の椅子、僕は リラックス出来そうにないから 降ろして貰う事にした。 床がツルツルしてるから、滑らないようにって、ママがタオルを敷いてくれたよ。 でも、 一番 リラックス出来る場所は、 やっぱり ここ。 ママの足の間だよ〜。 あっ、 そろそろ 呼ばれそうな気がする! 待合室の時計を見たら、 10時を回り始めていたの。 ママの足の間から出てきて、 ジー。 待っていたら、 若先生「クッキーちゃ〜ん」 「○×クッキーちゃ〜ん」 診察室10番のドアが開いて、 僕の名前を呼ぶ若先生の姿を見つけた。 僕「ママ、僕の名前を呼んでるよ!」 ママ「本当だ!」 「行かなきゃ!」 急いで、ママに抱っこして貰って 診察室10番に入って行ったよ。 時計は、10時20分。 約束の時間より、10分 早かったけど、呼んでくれたみたい。 さあ、いよいよ 診察が始まるぞ〜。
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