もう、大丈夫かな…
「おはようございます」
ん? 誰かな?
振り向いたら、 後ろからボストンテリアちゃんとママさんが歩いていた。
ママ「おはようございます」
ママは、笑顔でご挨拶。 でも、 僕は…
僕「僕は、いませんよ〜」
今日も、忍法『隠れ身の術』作戦。 歩きながら、ママの右側に移動したの。
ボステリちゃん「おはよう〜!」
僕「…………」
ボステリちゃんが、挨拶に来てくれようとしたけど 声を潜めて隠れていた。
ボステリちゃんママさん「怖がってますね、ごめんなさい」
ママ「いえいえ、こちらこそ ごめんなさい」
ママは、 僕が怖がり屋さんな事を謝ってたよ。
ボステリちゃんと仲良く出来なくて、ごめんなさい。
ボステリちゃんは、元気いっぱいの男の子みたい。
あっと言う間に、僕を追い越して 行っちゃった〜。
ねえ、 もう 大丈夫かな…。
ママ「そんなに固まらなくても、大丈夫よ」
「さあ、先生の所に行こう!」
僕「う…うん…」
僕は、ボステリちゃんが見えなくなるまで じ〜っと 眺めていたの。
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