パパと[持って来い]
続き
パパ「クッキー君、ボールを持ってきて〜」
僕「ご褒美付きならやる〜」
ママ「そう言うだろうと思って、ボーロを持ってきたよ」
ヤッタァ!
ママがコートのポケットに手を入れてガサゴソ
ママ「パパ、ご褒美に使って〜」
パパ「うん」
タッパーの中からボーロを手にしたパパ。
僕「パパ、早く遊ぼうよ〜!」
パパ「クッキー君、ちゃんと持って来てね」
僕「OK!」
パパと『持って来い』練習 スタート!
パパがボールをポーーン
コロコロコロコロ〜
待て〜!
タッタッタッタッタ〜
タッタッタ……………
あれ?
キョロキョロ キョロキョロ
見失ったかも…
パパ「クッキー君、あそこにあるよ」
パパが立ち上がってテクテク テクテク テクテク
僕「どこ?」
僕は、パパにくっ付いて タッタッタッタッタ〜
あっ、あった〜!
パパ「今度は、見失わないようにね」
僕「うん」
もう一度、パパに投げて貰ってポーーン
コロコロコロコロ〜
待て〜!
タッタッタッタッタ〜 キャッチ!
一目散に パパの所へタッタッタッタッタ〜 ポトリッ
僕「持ってきたよ〜」
「ご褒美は?」
テクテク ポテポテ トコトコ
パパ「そんな所じゃなくて、もっとパパの近くに持って来なさい」
僕「は〜い」
ご褒美を欲しさに、手前に落とした僕。
パパにダメ出しされちゃった〜。
やり直ししなきゃ…
ボール、ボール
ボールは どこだ?
車椅子で クルリン
向きを変えて、ボール探し。
あった、あった!
お口にくわえて、パパの足元にポトリッ
僕「パパ、これなら合格でしょ?」
パパ「クッキー君、ナイス!」
「ご褒美だよ〜」
ヤッタァ!
パクリッ ムシャムシャ
続く
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