怖くて歩けない
続き
とりあえず、今日は上着なしで出発。
遊歩道を目指して、
let's go!
時計は、8時。
エッサホイサ エッサホイサ
あれ?
お散歩してるワンちゃんって、僕だけ?
みんな、寒くなってきたから 時間をずらしてるのかな…。
エッサホイサ エッサホイサ
遊歩道に到着。
今日も、メタセコイア前からスタートしよう。
エッサホイサ エッサホイサ
トンネル潜って エッサホイサ
サッササッサ サッササッサ
ん?
落ち葉を掃除する音がするよ。
どこかな?
キョロキョロ キョロキョロ
あっ、メタセコイア前で お掃除中の人を発見!
そっか…
この前の雨風で、メタセコイアの葉っぱも落ちたから綺麗にして下さってるんだね〜。
どうもありがとうございます。
お掃除の邪魔したらいけないから、サルスベリの近くからスタートする事にした。
車椅子に乗り換えて、いざ 出陣!
カシャ!
今日は、カメラ目線で凛々しくポーズを決めてみたよ。
だって、ボディーウォーマーを着てると 女の子に間違われそうなんだもん。
さぁ、歩くぞ〜!
…と 思ったけど
う… 怖い…
いつの間にか、大きなワンちゃんが 遥か前方に現れていた。
ママ「大丈夫よ」
「あのワンちゃん、身体は大きいだけで優しいよ」
「怖くないから、歩こうよ」
僕「本当に、大丈夫?」
ママ「本当に大丈夫」
僕「じゃぁ、進んでみようかな」
テクテク ポテポテ トコトコ
ママの言葉を信じて、ゆっくり テクテク ポテポテ トコトコ
あっ、またワンちゃん!
テクテク ポテ………
ママ「クッキー君、大丈夫だから 歩こうよ」
僕「う…うん…」
ゆっくり テクテク ポテポテ トコトコ
あっ、近付いてきた!
忍法隠れ身の術!
ママの右側にテクテク ポテポテ トコトコ
僕は、ここにいませんからね〜
テクテク ポテポテ トコトコ
┓( ̄∇ ̄;)┏
今日も上手くすれ違えたぜぃ。
さぁ、どんどん 進んでみよう。
テクテク ポテポテ トコトコ
続く
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