朝露が冷た〜い
今日 ママは 5時半に起きてきた。
ママ「おはよう」
僕「ん?…もう朝?」
ショボショボおめめで、ママをチラ見しただけ。
ママ「ドアを開けておくね」
ママは、僕が起きないから
ゴミ出しに行っちゃった。
七夕飾りと笹の葉も、「さようなら」
《昔は、川や海に流したが、最近は環境問題がある為、燃えるゴミとして出して良い》とネット検索したら書いてあったらしい。
《お焚きあげして、煙りになったらお星様に願い事が届く》とも言われてるけど、僕のお家で燃やすのは危険。
だから、ママはゴミに出しちゃったんだって〜。
僕達の願い事は、きっとお星様に届いてるから、良いよね?
ガチャン
ママが戻って来た。
やっぱり 起きようかな〜
よっこらしょ、前足ズリズリ
ママ「起きたの?おはよう」
僕「おはよう」
朝一番のオシッコ&ウ○チを出して貰った。
ママは、朝食準備を開始。一人分をチャッチャッチャ〜
僕は、その間 カーペットでマッタリ〜
ママが食べてる間も、カーペットで マッタリ〜
ママ「お待たせ」
僕「ヤッタァ!」
キッチンに前足ダッシュ!
ママの足元で 前足ピョンピョン
用意が出来たら、カーペットに前足猛ダッシュ!
お耳パタパタ〜、ピョンピョンクネクネダンス ♪♪
一連の儀式、アイコンタクト
(^-^)v
ガツガツ ムシャムシャ
あっと言う間に 完食!
ママは 食器を片付けた後、急いで 支度。
僕は、カーペットで 伏せをしながら待ってたよ。
ママ「さぁ、行こう」
今日は、6時40分 出発。
今までで 一番 早い出発だ〜!
遊歩道を目指して
let's go!
こんな早朝に 外にいるのは 僕とママだけ?
さすがに 静かだね〜
バサバサバサ バサバサバサ
うわぁ、カラスだ!
ゴミ置き場で 何か くわえてる?
僕「WONWONWON!」
ママ「クッキー君、カラスに気づかれたら恐いから吠えないで」
ママは カラスと目を合わせないようにしてたみたい。
僕も 襲われたくないから静かにした。
ママは、やや小走り気味。
フゥ〜、 無事に通り過ぎる事が出来た〜。
さぁ、どんどん 進もう!
黒芝ちゃん、ジャックラッセルちゃんとすれ違ったよ。
遊歩道に到着。
車椅子に乗り換えて、いざ 出陣!
…と思ったら
「怪我ですか?」
ん? 誰かな?
また質問されたね。
振り向いたら、キャバリアちゃんと女性だった。
ママ「脊髄軟化症という病気で下半身麻痺になりました」
ママは、いつもの調子で 僕の病気を説明。
女性「あらまぁ…私はね、20年前に飼ってた子が犬に咬まれて、脊髄損傷、下半身麻痺になったのよ」「でもね、当時は車椅子なんてないから、タオルで支えてあげて散歩したのよ」
「今は、こんな素敵な物が出来て、良かったわね〜」
ママ「はい、本当に嬉しいです」
女性「うちの子は、咬まれた傷から麻痺したけど、それから直ぐに、奇跡的に治って歩けるようになったのよ」
ママ「良かったですね〜。この子は、一生 車椅子ですが、安楽死か4日以内の死から命は奇跡的に助かったんですよ」
女性「あらぁ〜、そうだったの〜?良かったわね〜」「優しいママさんで、本当に良かったわね〜、これからも頑張ってね〜」
女性は、僕を優しく撫でてくれた。
キャバリアちゃんも、僕に近づいて来て、応援してくれたよ〜。
僕とママ「ありがとうございます」
そっかぁ〜、犬猫用車椅子は、20年前はなかったんだね。
キャバリアちゃんと女性と別れた後、車椅子で歩ける幸せをかみしめた。
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
久しぶりに芝生を歩いてみようかな〜
よっこらしょっと。
ママに手伝って貰って、段差を上って芝生に。
クンクン クンクン クンクン
何だか 冷たいな〜
朝露かな?
続く
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