緊張しちゃうな〜
続き
ママ「今度はクッキー君とお花を写したいな〜」
「この段に乗ってみて」
僕「写真を撮る為に、こんな所に乗るの?」
ママ「モデルさん、お願いします」
僕「…んもう〜、仕方ないなぁ〜」
「落ちないように、ちゃんと見ててよ!」
「僕は車椅子なんだから」
ママ「はい、分かってます」
僕のブログ用だから、協力した。
ママに抱っこして貰って
段に上って じーっと ポーズ。
だって、動いたら 落ちちゃう。
「ハイチーズ!」
カシャ!
ママ「クッキーに笑顔がないね」
僕「だって、こんな所に車椅子で乗ってたら緊張しちゃうもん」
ママ「お花をバックに
『 フラワーボーイ』っていう写真にしたかったけど、クッキー君が可哀相だから、止めるね」
「バックの お花も イマイチ切れちゃったけど…」
僕「モデルは終わり?」
ママ「うん、花壇の前のモデルはおしまい」
僕「それじゃぁ、どんどん進もう!」
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
喉が渇いたなぁ〜
休憩しよう!
ベンチの横に バギーを停めて ママにお水を貰った。
ガブカブガブカブ
お水を飲んでたら ヨチヨチ歩きの男の子が 僕を指差しながら近付いてきた。
後ろからお母さんも近付いてきたよ。
お母さん「ワンワン、暑いからお水を飲んでるね〜」
「お水を飲んでる時は邪魔しちゃだめよ」
ヨチヨチ歩きの男の子「ワンワン」
男の子は 僕に興味津々。
でも ちょっと 怖い?
お母さんと一緒に 僕を眺めてたよ。
ママは、男の子に笑顔で
「こんにちは」
って 挨拶したけど、行っちゃった〜。
男の子の親子にbye-byeした後、車椅子から降りて
バギーに乗り換えた。
ママ「プラスティックトレーをリサイクルボックスに出して来るね」
ママに 言われて 僕は スーパーの外で待機した。
リサイクルボックスに出すだけなら 直ぐかな〜?
って思ったけど なかなか戻って来ない。
待ちくたびれたから 伏せをしちゃおう。
暫く 伏せをして待ってたら 何かを手に持って戻って来たママ。
伏せから起き上がって
「おかえりー」
ママ「ごめん、100均に行って、裁縫道具を買ってきたの」
僕「何で?」
ママ「ビスケのオペしたいけど持ってる針が折れてたから」
ママは、オペ用の針と糸を買って来てくれたらしい。
これで ビスケのオペが出来るね。
ママ「さぁ、帰りましょう」
ママにバギーを押して貰ってお家に帰った。
続く
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