実家の玄関の下駄箱の上に、固定電話がある。
その横にファックスがあって、バアバの生け花もある。
生け花の後ろの柱に、電話の線となんか名前忘れたけど小さなボックスがある。
このボックスは二つ目。
一つ目のはにゃーちゃんがスプレーして錆が来て、交換してもらった。
電話屋さんは、「玄関だし生け花が近くにあるから露が付いたんでしょうね」と言ったので、そういうことにしておいた(^-^;
13年位前、にゃーちゃんのおかげでまとまった我が家に異変が起きた。
電話がおかしいのだ。
雑音は当たり前。
どこかにかけようとしても繋がらなかったり、違うところにかかったり、無言電話が増えた。
誰もいない時間に国際電話の通話記録があり、料金請求もあった。
電話機を替えてもみたが、変わらなかった。
やがて、明らかに盗聴されてる、と気付く事件があった。
その上、家の電話には繋がってないのに、外出先からかけると、家のものと同じ声のモノが出て、対応し会話していることが何回かあった。
なので、家に帰って「昼間電話でこう言ったのに!」「電話なんかなかった、聞いてない」なんてことが度々だった。
テレビで見たように、家の外の引き込み線や、電話の電源コンセントをチェックしてみたり、果ては電話機の分解までしてみたが何も出なかった。
ファックスに乗るのが好きだったにゃーちゃんが、玄関で遊ぶついでに、去勢後しばらくしてなかったスプレーを、電話機のボックスにしたのはこんな時だった。
なにかおかしなことが起こってるのは誰にも分かっていたが、なぜなのか、どうしたら止むのか、全く見当もつかなかったが、一発解決だった。
以後同じことは起こらなかった。
いまだにあれは何故だったのかは分からないけど、にゃーちゃん最初の武勇伝だったように思う。
写真は今の生け花(お散歩で取って来たつくしも差してるけど…)。後ろの柱にくっついてる白い小さな四角いのが、二代目ボックス。