福猫物語(6) | 福のMY ROOM - ペットストリート

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小判を背負った福猫ちゃん
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戸籍

  • ■猫種: その他
  • ■誕生日: 2009年07月04日
  • ■性別: 女の子
  • ■ニックネーム: ぷくりん
  • ■好きなこと: とにかく走り回ること ひとりクルクル

■福の家族





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クロ♂・ジュニ♀・ちっち♀の三つ子と、その血を引くきゅーちゃん♀。
若手で他猫の福♀とムー♀の女の子優勢、ハーレム6にゃん家族です。

福猫物語(6)

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2013年07月19日 20時02分




目を細めて 妹ミケちゃんの子守りをする トラジ君。





これも、トラジ君と ミケちゃんですね。仲が良かったみたいですね。


可愛くて、楽しい日々・・・でも運命のいたずら、そんな日は長くは続きませんでした。

いよいよ、お話をしなければならないところに差し掛かりました・・・

もう少し大きくなった時の写真は残念ながら残っていませんしたが、その後、揃って

若猫になっていきました。


菜々が来るまでは、「猫の出入り口」というところがあって出入り自由でした。

半年もすると、ミケちゃん、クロちゃん、ぴーちゃんもお外に出ていくようになりました。

時代も 昔ながらの猫を飼っている人たちの考え方や、住宅事情などの関係もあって 

意識改革、頭を切り替える時期に差し掛かっていた頃、現在の家猫制の移行期でした。

私の中には、猫を家の中に閉じ込めて飼う、という考えはそれまで思いもしませんでした。

猫の自由さが好き、人に頼らなくても生きていかれる孤高なところが大好きでした。


ミケちゃんはすみちゃんの子供たちの中で一番甘ったれさんでした。

私が食事の時は 左肩に抱かれ、私は右で箸を持って食事をしていました。

突然、電話が鳴りました。前の獣医さんからでした。「ミケちゃん、いますか?」

「えぇ、いますよ」たった今まで、私の肩に抱かれていたのですもの。

「そっくりな子が、今、車にはねられたものですから」背中から冷や水を浴びたようでした。

家中を探しましたが、ミケちゃんがいません。

病院へ駆けつけると、確かにミケちゃんらしい子が横たわっていました。

確認しようと近づこうとすると先生が「あっ、見ない方が良いです」と止めたので

もう私はそれ以上 足がすくんで近づけませんでした。

先生が私の目に触れさせないように箱に入れてくださって、抱いて帰りました。

突然 停電になったように目の前が真っ暗になりました・・・・





ミケちゃんと、すみちゃんの親子写真。

ミケちゃん、1歳を迎えてなかったと思います。


続けて、クロちゃん。

お外からいつものように普通に帰って来ましたが、どうも元気がない様に思いました。

カーペットの上で寝ていましたが、どう見ても様子が変です。

ひっくり返ってお腹を出すような寝方もしなかったので、返してみると

お腹がぱっくり開いています。

今回のこの連載に当たり、娘と話しましたけど、その時は喧嘩が元だったと思いましたが

今考えると、あんなにメスで切ったように、それもお腹を・・・

表側には喧嘩の傷もなかったのだから、血1滴も滴れていなかったのだから。

誰かに、悪戯されたとしか思えないね、と今ならわかります。

もちろん、慌てて病院へ運びましたが、腹膜炎を起こしていて手遅れでした。

それでも、その時はそんな悪党が居るなんてこと考えもしていませんでしたから。

猫同士の喧嘩だと、ずっとずっと思ってきました。

すみの子は 残すところぴーちゃんたった一人になってしまったのでした。





ずっと、この写真を眺めています。

たぶん、サクラちゃんね、この幼稚園の保母さんみたいなのは。




華ちゃんは 母性愛の塊の様なお母さんでした。

すみ母さんは、厳しい母さんでした。

ミケ・クロ・ぴー がまだまだ甘ったれたいのに、おっぱいも吸いたいのに

一人立ちできる子離れ時期に差し掛かった時、シャーッと威嚇して、子供たちを離し

「もう、甘えるんじゃありません」という態度を取りました。

寂しくて、悲しくて仕方のない3匹は、華おばさんのところへすり寄っていきました。

すると華ちゃんは、我が子のように優しく甘えたいだけ甘えさせてあげたのです。

3匹は、満足そうに華ちゃんに抱かれていました。


この事は、私の子育てのバイブルになりました。

子供が甘えたいうちに放すことは、決して良いことには繋がらないと思えました。

まして、人の子は甘えたいと望むうちはいつまでも抱きしめてあげようと思いました。


トラジとサクラは、親離れを自然に自分からしたので、こんな風に弟や妹の面倒を

ジェラシーを感じたりすることなく、お母さんを見よう見まねで面倒をみたのだと思います。


前段ですでに結果をお話ししたように、年頃になったトラジはある日姿をくらましました。

恋に落ちたのでしょうかハート あの運動神経の鈍いトラジ。木の上から降りられなくなって

今頃はミイラになっていないかしら・・・そんな半分冗談を言いながら、心は空しさばかりでした。

随分、探しましたが、たぶん遠くへ追い払われてしまったのでしょうね。


もっと、ショックだったのは、まだ心の傷も癒えない頃に華ちゃんが居なくなりました。

華ちゃんは、このお家を出ていくような子ではなかったです。

絶対にそんな事はあるはずない!と信じていましたから、まさに青天の霹靂。

半狂乱になって探しました。


町中にポスターを張り見かけたという連絡が来れば、何日もその場所に通いました。

「あぁ、あの子です」と連絡してくれた方が、指差した猫を見ると、

似ても似つかない子で、腰が砕けるほどガッカリしたものでした。





これが 華ちゃんか、サクラちゃんか 判断できません。

サクラちゃんは、お母さんそっくりでしたからね。


あぁ〜 今日の話は辛かったです。

後悔ばかりです。

この経験は、それからの私の意識を徐々に変わらざるを得なくしていったと思います。



辛く悲しく 長い文章をお読みいただきまして、ありがとうございました。


まだまだ、未熟な飼い主でした。ごめんなさい、トラタ、ミケちゃん、クロちゃん。

華ちゃん、トラジ、このお家は居心地が悪かった?もっと楽しいところを見つけてしまったの?

あなたたちの教訓はこれからも絶対に忘れない・・・


いよいよ次回は菜々ちゃんが登場します。

華ちゃんの忘れ形見 サクラちゃん。すみちゃんと ぴーちゃん。

3にゃんの先輩猫が これからの物語を紡いでいきます。


つづく











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