毎日続くギャンギャン大戦争。
聞こえてくる、くぅ〜〜!ときゃん!の鳴き声に、
ニ:「はい!そこまで!やめーーーぃ!」
ニャ王も、抹茶の首ではない箇所を咬んでのきなこ移動に、
どうしたものか・・・と頭を抱えていたのである。
それでも私は、一緒に怒る訳にもいかず、
抹茶の気持ちがおさまるように、中立で居ることを心がけていたのである。
ニ:「猫もストレスで吐いたり、下痢したりするんやな〜。」
よ:「抹茶はそうよ。前のめってゲロゲロする姿を、私は見てるからね〜。でもその時は、人が帰ったらピタッとおさまったけど、きなこは帰ってください!って訳にはいかんから、見守るしか出来んと思ってさ。」
ニ:「いやぁ・・・俺てっきり・・・あんまり抹茶がきなこにヒドいから、またお尻咬んでやったって。それから吐いてゲロゲロやったから・・・原因は俺!?かと思ってた(ポロリ)」
よ:「なぬ!?またニャ王菌にやられた?!」
若かりし頃、親戚の小型犬がニャ王を噛んだ。
飼い主:「ごめ〜ん!狂犬病の注射してないから、何かあったら、直ぐに病院行ってよ〜!!」
ニ:「大丈夫!大丈夫!」
その三日後。
飼い主:「ニャ王ちゃん、変わりない?うちの犬が何が原因か解らんかったけど、突然死んでしもうてね・・・」
ニ:「え゛・・・俺は大丈夫やけど・・・(まさか俺を噛んだのが原因??マジで??)」
そんな過去が蘇ったのである。
ニ:「ちゃーちゃんはああ見えて、気がこまかいって事か。」
よ:「よ〜似てるよね〜♪(ニヤリ)」
ギャン!!
くぅ〜〜!!
ギャー!!
ぐぅ〜〜!!
よ:「二人とも!!いい加減にしなさいよ!!なんで仲良く出来んかね!!」
噛み合っていた抹茶ときなこの動きが止まった。
すーっと別々の方向に歩き出し、抹茶はカリカリを食べ、きなこはオモチャで遊び始めたのである。
しばらくすると、
スリ〜〜♪スリ〜〜♪
抹茶が私に近づいてきたのである。
よ:「怒ってごめんね。父ちゃんも母ちゃんも、抹茶くんときなこちゃんが仲良くしてくれるのが嬉しいんよ。」
またしばらくすると、今度はきなこが、
ミャ〜♪
トコトコ♪トコトコ♪
よ:「きなちゃんも、抹茶くんに怒られるような事しないの。仲良くしなきゃ。」
それからというもの、今までのような激しい戦いはおさまったのである。
ニ:「この子等も解ったんやろ〜♪母ちゃん怒らせたら、一番厄介やって〜♪なははは!」
いったいどんなイメージなのか!?
小さな二人(ニャン)にはどう写っているのであろうか!?
言葉を発しないでくれ!
そう思う、よめにゃんこである。