よ:「ケンカばっかりしてるけど、本当に良かったんやろか?」
ニ:「この子で良かったと思うよ〜♪」
抹茶を迎えてからも欠かさず、親元さんの里親募集をチェックしていたニャ王。
スコ(スコティッシュ)ちゃんが、どんどん入れ替わり、
アビ(アビシニアン)ちゃんやロッシー(ロシアンブルー)が入れ替わっていった。
ニ:「かわいいな〜♪キレイな子やな〜♪」とは言うものの、
一目惚れして、ということは無かったのである。
ニ:「あっ!!アメ子ちゃんが!!かわいいな〜♪」
そこにはシルバーのアメにゃんこがいたのである。
よ:「かわいいね〜♪決めんでいいの〜?」
ニ:「ん〜〜もうちょっと考える。」
と言ってるうちに、ほかのお家に決まってしまっていたのである。
ある日のこと。
ニ:「あ゛!!どうしよー!!」
よ:「どうした?」
ニ:「しまった〜。」
そこには二匹のブラウンのアメ子ちゃんがいたのである。
ニ:「よめちゃん!新しい子を迎えても、ちゃんとちゃーちゃんと新しい子のお世話出来ますか!?」
よ:「頑張りますけど。」
ニ:「じゃ、決めちゃいます!」
新しく迎える事を決心するまでに何日かあったのだが、まだその子は決まっていなかったのである。
ニ:「どっちの子かなぁ。」
片や、ジャンプアニメ好きのニャ王曰わく、『ぬらりひょんの孫』の『かなちゃん』
片や同じく、『ぬらりひょんの孫』の『ゆらちゃん』である。
今回の決定権は、ニャ王にあった。
ニ:「この子で!!」
わが家に到着したのは紛れもなく、眉間が少し離れ気味でペタッとした顔立ちの、目のすわった写真の子の方である。
ニ:「よめちゃんに、よ〜似た方にして良かったやろ〜♪だからちゃーちゃんとも、こうなれたんやって。違う方の子やったら、ちゃーちゃん近づきもせんかったかもよ。俺らを見てみろ〜♪ギャッハッハッハッ!」
よ:「なぬ!?落ち着き無くて、見てられんタイプってか!?誰が、目離れてるって!?」
確かによくバランスのとれた、家族構成になったニャ王一家なのであった。