今日は私が体験した、ちょっと不思議な出来事についてお話しましょう。
それは菜々が遠いお空へ旅立った日でした。
その日私は両親の前で泣くと両親が心配すると思ったので、自分の部屋にいる時、お風呂に入っている時、しまいにはトイレに入っている時まで声を殺して泣いていました。
そしてその日の夜、私が寝ている時にそれは起こりました。
私は何故か夜が明ける前に目が覚めました。
多分3時か4時くらいだったかもしれません。
「まだ朝じゃないんだ…」
と思っていたのですが、ふとその時に足元に重みを感じたんです。
まるで自分の足に何かが寄りかかっているような感覚。
菜々は生前、夜寝る時にハウスに入って寝ているわけではなく、茶の間にあるお気に入りのクッションで寝ていました。
で、たまに朝私が寝ている二階まで上ってきて、私にちょっかいを出したあと足元で寝る時があったんです。
その時の足元の感覚は、菜々が寝ている時のその重みとそっくりでした。
私は足元を見ようかとも思ったんですが、何故か勇気が出なくて見ることが出来ませんでした…。
もし見たらその重みが消えてしまいそうで怖かったのかもしれません。
そしてその重みを感じたまま、私はまた眠ってしまいました。
もしかしたらお空に上る前に、また一緒に寝たいと思ってくれたのかな。
それだったら嬉しいんですけど。
実はこの話、今まで誰にも話したことはありません。
多分言っても『気のせいだよ』って言われると思ったんでσ(^_^;
でも私はきっと菜々だったと思いたいのですが、そう思ってもいいですかねぇ・・・。
この体験を書いている時、涙がぼろぼろ流れてきちゃいました。
もうすぐ半年かぁ…。