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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
今月の茶谷写真館です。 実家での庭猫生活は、ちゃーやにとって楽しいものであると同時に 厳しいものでもありました。 ある日、ご飯に来なかったちゃーや。 うずくまって動かない・・・ これはおかしい。と動物病院へ。 すると、前足の後ろ側に大けがをしており、大量に排膿、 処置をして入院となりました。 初めての大けが、初めての入院、臆病なちゃーやは さぞかし怖かったことでしょう。 入院がものすごくストレスになってご飯も食べないようなので、 退院許可が出る前に退院させることに決めました。 しかしもう、外に戻すわけにはいきません。 うちに連れてくるしかありませんでした。 こうして2008年2月22日、ちゃーやはうちの子になりました。 このころは猫部屋にできる六畳間があったので、 ちゃーやはそこで療養生活を送ることになりました。 こんな風に部屋の外に出たのはずっと後のことです。 初めての家での生活、暖かくて静かでご飯の心配もない家猫生活を ちゃーやは何の問題もなく受け入れてくれました。 この部屋で一か月間、ご飯を食べ、お薬を飲んでいるうちに 傷も治り元気になりました。 少しずつ部屋から出て周囲を探検させるようにしました。 臆病なちゃーやは、決して無謀に一階に降りていくようなことはありませんでした。 ちゃーやはすでに、この家には猫がいる、ということがわかっていたのでしょう。 降りていけばその猫と顔を合わせることになる、 どうしたものか・・・ 小梅の方も、当然「なんか怪しい」と気づいていました。 なぜ私がご飯をもって二階へ行くのか。 今まで開いていた二階の部屋の扉がなぜ急に閉まったのか。 そしてなにより、猫の鋭い勘で、その部屋に「別の猫」がいることを 小梅はわかっていたのでしょう。 時々こうして階段の途中まで様子をうかがいに来ていました。 お互い顔を合わせてはいないものの、 存在はわかっていました。 ちゃーやにしてみたら、せっかくお家に入ったのに猫がいる!と思い、 小梅、小豆にしてみたら、なんだか変な猫が来た、と思い 不穏な空気が満ち満ちていました。 階段で輝くちゃーや。 この堂々とした態度には、臆病な猫の面影はありませんが これからの長い年月、 ちゃーやはうちの子としての生活をスタートしたのでした。
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