“お〜き〜てぇお〜き〜てぇ”
夜中に起こしに来たものの、本物の目覚ましが鳴っても、
今朝は『川の字』のまま動かないのである。
さては・・・
バリ!バリ!バリ!バリ!
ニャ王と私の顔をみながら、とうとう『禁断の地』和室で、
“爪研いでみる?”
嬉しそうなのである。
「畳ダメ〜!」
“けっけっけっ”悪い顔なのである。
障子につっかえをするが、馬鹿力なのか、頭がいい?のか、二人の抵抗勢力にも屈しないのである。
「昔の家みたいに、長い棒ない?」
昔話か時代劇でしか、お目にかかった事がないが、
「うちにはないよぉ。」室内用の箒もないことに、ようやく(私は)気付いたのである。
「あ!そういえば!」
あまり気乗りはしなかったのであるが、ボス(ニャ王祖母)が大量!?に購入した、
『ダンシングキャット』
一匹連れ帰っていたのである。
効果テキメン!!!
尻尾を大きくさせ、背中も逆立っているのである。
少し可哀想な気もしたが、良い薬!
効きすぎたのか、今朝はショボ暮れてはいるのである。
悪さをしたら、叱られる。
それよりも、
抹茶VSニャ王,よめ(タッグ)戦は、いつも、
「まちゃおは、ちょ〜っと抜けてるもんね〜。」の抹茶の方が賢かったなんて・・・
朝っぱらから、テーブルから足を踏み外している抹茶の姿を見ながら、昨夜の悲しい出来事を思い出すのである。