日曜日の、久々のお天気の、午後の事である。
別にどこに出かける事もなく、わが家はのんびりダラダラ、ゴロゴロ過ごしていたのである。
食事を済ませ、いつもながらの会話で、
「俺の背中に“ビ”って書いてないか?」
“働けど働けど我が暮らし・・・”
とはいうものの、私は、のほほんと?!『専業主婦』なのである。
「神様って言ってもなぁ、貧乏神様はうちには・・・お願いしますから、出ていってください!!!やね。」
お腹も満たされ、睡魔におそわれたのである。
目覚めると、
“かあちゃん。かあちゃん。”
私の顔を覗き込む、抹茶がいるのである。
「あれ?とうちゃんは?」
私の顔をジーッと見る抹茶。
そういえば、
「俺が出ていけば、貧乏神様もおらんくなるよ。」ボソッとニャ王が言った事を、思い出したのである。
しばらく呆然としたが、どうすることも出来なかったのである。
“ガチャ!!”
“良かったー!!帰ってきたー!!”
ボーっとしながら、ホッとしている自分がいるのである。
抹茶の『にゃんともシート』と私の『おやつ』を手に、ニャ王が戻ってきたのである。
抹茶が私の顔を見つめていたのは、
“とうちゃんは頑張ってるよ。もっと言葉を選ばなきゃ。”
なのであろう。
“優しさと努力”が欠けていることを気付かされた、日曜の午後なのである。
反省!!!