モニカが逝ってしまってから、3週間が経つ…。
皆様には 暖かいお言葉を頂き、本当にありがとうございました。
ご心配もお掛けしましたが、現在は3度の食事をし、テレビを観て笑い、外へ出掛け、お茶をしたり映画を観たり、夜になれば眠る…
そんな、普通の生活を送っています。
そこには、モニカが居ないのですが…。
それでも、今迄の様にモニカに話し掛ける。
家の中の傷や染み…
そこに 『モニカが居た』と言う痕跡を捜す。
モニカが息を引き取った時
真っ先に私の口をついた言葉は、『ごめんね』だった。
あの日、私は判断ミスをした。
朝からモニカが、いつもより元気がない事に気付いていたのに…
週に一度来るヘルパーさんに対して、モニカは喜んで擦り寄り、ワンワンと声を立てた。
まるで元気がない訳ではないから、様子を見て夕方に病院へ連れて行こう。
そんな、甘い判断をした。
急変したのは、午後1時半頃。
呼吸がおかしい。
慌てて、動物病院へ電話をしてみたが、昼休みで応答してくれない。
その、たった5分くらいの間にモニカの呼吸が止まった。
人工呼吸と心臓マッサージを繰り返し、一時息を吹き返したものの、またすぐに呼吸が停止した。
再度、人工呼吸を繰り返したが、モニカの呼吸は二度と戻る事はなかった。
たった15分程の事だった。
引退したとは言え、トリマーとして…ましてや学校のインストラクターとして数々の事を学び、様々なケースを見てきたはずなのに、モニカに許しを乞う事しか出来なかったのだ…。
『ごめんね』
この言葉ばかりをつぶやいたけど、もう一つモニカに言わなければいけない言葉がある。
毎日、モニカの事を思い出す。
甘えた声や仕草…。
来客や電話のベルに一番に気付き、吠えたてる騒々しさも…
疲れた日や暑い夏の日でも、抱っこをねだる鬱陶しさも…
雨の日や寒い冬の散歩の煩わしさも…
今となっては 全てが恋しくてたまらない。
そして、色々な事を思い出しては、くすりと笑う。
3週間が経った今、ようやくモニカに言えた言葉
『ありがとう』
今でもモニカを感じられるから、写真のあんたに向かって言うわ!
『ありがとざんす〜♪』ってね!