我が家には性格が真反対の猫が2匹いる。
我が家の猫第一号、ジュリアさん。
黒白・雑種・元ノラさん。
通称:ジュリ、ジュリコ、ジュリアーノ
彼女の性格はししことは正反対である。
ジュリアは元ノラであるが、小さな頃に家猫となったため、すっかり深窓のご令嬢のごとく、
『お外の世界は怖いの〜♪』な性格となっている。
彼女はまず、とっても人見知りで臆病ある。
来客が来ようものなら、慌てて閉まっている和室の引き戸を両手で器用にガラガラ・・・と開けて逃げ込んでしまう。
そして、たまにしか来ない我が家の来客は、ジュリの姿をめったに見ることができない。
幻の猫である。
人見知りで臆病だが、彼女はとっても繊細でちょっとおしゃべり好きで、頭の良い猫である(と思っている)。
みんみんと相方に対しては、『にゃ〜ん』と言って顔を覗き込みながら話しかけてくる。
そして、みんみんと相方がしゃべっていると、間に座って二人の話に参加してくることもある。
また、ししこみたいにベッタリ甘えることは少ないが、人間の機嫌を読み取っているかのように、甘えたり離れたりしている。
彼女の運動神経は、普段はししこほど活発には動かないが、なかなか優れたものがある。
彼女は壁を駆け上がる。最近はたまにしか披露してくれないが、以前は毎日1回は壁のぼりをしていた。
この前、壁のぼりをした後寝室に飛び込んでから、しばらく暴れて飛び出てきたけれど、
その飛び出てきたときの高さが尋常ではなかった。
いったい何を踏み台にして飛び出てきたら、その高さになるんや!?という高さだった。
ちなみに、寝室にはそんな踏み台になりそうなものはない。
バランス感覚はししこよりもずっと優れている。
高いところの上り下りはとても上手だ。
また、棚に邪魔な小物が置いてあっても、落とさずにうまく避けて通ってくれる。
ただ、去年の夏前に一度だけ、着地に失敗したのか、背中を痛めてしまったことがある。
朝起きたら、後ろ足が動かせなくなってしまっていた。
慌てて病院にいったら、椎間板ヘルニアになっていたのだ。
幸い薬だけで、2週間ほどで治ったのだが、尻尾の先の方だけは麻痺が治りきらなかった。
だから今でも尻尾の先はピンと立てることができない。
彼女は風邪などはひいたことはないが、椎間板ヘルニアと腸閉塞にはなったことがある。
この椎間板ヘルニアのときに、ジュリは女医さんに『優しくしてね♪痛くしないでね♪チュ♪』というように、チューをした。
女医さんは「大人しい猫ちゃんですね〜」と言っていたが、当時まだししこがいなかったため、みんみんと相方は心の中で「そんなことないです。家では暴れん坊です・・・外面のいい奴め!」と思っていた。
ししこがいる今となっては、女医さんの言葉には素直にうなづけるであろう。
また、このときに「ちょっとだけダイエットしましょうね」と言われ、もともと小食ではあったが、食事には気を使っていたのだが、ししこがいる今では、食事に気を使わなくてもスリムになっている。
そして、ジュリアはししこと異なり、相方のことがものすごく好きである。
自分から近寄って行って、膝やおなかの上に乗っている。
相方は一度だけ、ジュリにおでこをベロベロなめられたらしい。
今ではすっかりししこのお姐さんになっているが、
とってもおりこうで、奥ゆかしさのある猫さんである。