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弥太郎
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泣かした女は数知れず ああ、僕がいけないのか? そうさ!僕の魅力が罪なのさ! ああ〜そこのキミ!ダメだよ!僕に惚れると火傷するよ!
まだ、いとけない葉瑠珂。 じゃれつくのは彼の生活そのものであり、それが止むには成長を待たねばならない。 さて、そんな葉瑠珂のじゃれつきに周りの大人は対応を求められるわけだが、弥太郎と明花莉では大きな違いが見受けられる。 先ず明花莉であるが、彼女の場合、じゃれつく葉瑠珂に対しまるで何事もなかったかのようにその場を離れていくのである。 例え足に絡みつかれようが、スッと足を離し立ち去っていく。 実に大人である。 一方、弥太郎の場合、葉瑠珂にじゃれつかれたその瞬間に奇声を発し反撃を開始する。その勢いたるや、葉瑠珂以上のものがある。そして子供相手に我を忘れて取っ組み合うのである。 実に大人気ない。 結果、私はこう導いた。 ー葉瑠珂が大人になった時、一番精神年齢が低いのは、弥太郎であるー 2008.8.13
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