実家のちょび | フィオのMY ROOM - ペットストリート

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ねこにゃん日記
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戸籍
  • ■猫種: ノールウェージアンフォレストキャット
  • ■誕生日: 2003年12月24日
  • ■性別: 女の子
  • ■ニックネーム: ねこにゃん
  • ■好きなこと: タオルにちゅっちゅすること
  • ■体重: 5.0〜6.0kg
  • ■毛の特徴: ブラウンマッカレルタビー&ホワイト
  • ■好きなおやつ: ベビースター、マヨネーズ、鮭とば

■フィオの家族

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フィオちゃんというかわいい名前があるのにパパからねこにゃんと呼ばれ続け、とうとうねこにゃんでもいいかって思ってしまいました…

実家のちょび

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2009年11月19日 17時25分



実家に転勤の弟以外がみんな一緒に住んでいた頃〜(1998年)

ある日のふつ〜の夕方
家に帰ると台所で食事の支度をしているいつもの母の後姿
・・・・・・・・が!

母のエプロンのポケットに何か居る!?!?
ポケットからちっちゃなお顔が〜!
それがちょびとの出会いでした

母のパート先で社長に頼まれて世話をしていた子犬
体を洗ってやってと頼まれ家で洗われてポケットに入ってたのでした
パートに行く日以外は家で一時預かりをしてるうちに
誰もがチビっこのかわいさにやられていき
ペットを飼わない方針だった父がそぉっと言いました
「うちの子になるか?」
母は待ってましたとばかりに「ほんと?いいの?!」
と、まんまと我が家の一員になったのです(笑)



ちいさなちいさな子犬はマルチーズの♂
動物のお医者さんが好きだった私が「ちょび」と呼ぶようになりました
ちょびはそれはそれは小さくて、大人になっても2kgにもみたなくって
足なんかちっちゃくて細くて、真っ白なふわふわ毛にリボンをつけると男の子だって
忘れるくらいにキュートで家族はもちろん、遊びに来る人にもファンがたくさんいました
ちょびのかわいい写真でカレンダーを作って持ってきてくれる人もいたっけな
私も社内報にちょびの写真投稿したしね

家族でどこへ行くにも一緒に行って・・・
車では父の肩に乗り(危ないけどね)
海にもちょび用の救命胴衣をつけて泳いだり
家の駐車場以外の散歩が苦手でいつも抱っこされてて

ちょびはトイレを外の駐車場でする習慣になってしまったため、雨の日も雪の日も外で
用を足さなきゃならないので外に行きたくなるとドアの前で小さく吠えて教えます
嵐の日には外に出たもののすごい雨・風で〜 長い毛なびかせながらしばし考える・・・
で、やっぱりや〜めたと家へ帰ることもあったり
雪深い日には、雪の中をぴょんぴょん漕いでいかなければならず、足が冷たくて
必死でプルプルと雪をほろう姿に思わず笑ってしまうこともありました

家族にとってはなくてはならない癒しの存在
ちょびがいてくれたからこそ、みんないろんなことがあっても仲良くがんばってこれたよね
病気で滅入った父の心もちょびがいたから癒されていた

小さい体のちょびですがいつの間にか大人の男らしく、抱っこを嫌がるようになったけど
撫でて欲しい時には頭でぐりぐり催促して甘えてきたよね
弟分でミントくん(ヨークシャテリア♂)が加わっても、ちょびはでん!と構えていて
歯槽膿漏になって歯を抜くことになってもミントに負けじと食欲があり元気いっぱいでした
シニアなのにジャーキーやカリカリが大好きでミントの分まで食べちゃうしね
マルチーズは遺伝的に心臓の弁膜疾患が多いようで、やがてちょびもその影響で
ひどく咳き込むようになりました
薬をかかせなくなり、咳き込む姿がつらそうだった

父が亡くなった昨年
冷たくなった父の寝てる布団の横でずっと寄り添うように寝ていたちょび
おくり人が着替えさせてくれて納棺された時、ちょびだけが棺に前足をかけて
咳き込みながらずっと上をのぞきこもうとしてた
「お父さん!どこ行った?」と探してるようで、その姿に皆涙しました
咳き込みがひどくて父はちょびも連れて行ってしまうのかと思ったものでした

それから1年
咳は吠えると出るけどそれでもちょびのペースでゆっくり暮らし母を支えてきました
9月の命日も過ぎ、父の誕生日だった10月も過ぎた11月13日

咳が止まらず苦しそうなので母は病院に連れて行きました
すると肺に水がたまっていて呼吸がしずらい状態だということで入院しました
酸素室にいるも、夜間は無人になる動物病院 翌朝どうなってるかわかりませんと言われ
翌日家へ連れて帰ることにしたそうです
家へ連れ帰った夜、ちょびはずっと母の顔を、それはそれはかわいい顔でじっと見ていた
そうで、母にはそれが「お母さんありがとう」と語りかけているように思え
ずっと寄り添って寝たそうです

翌日やはり病院の設備がないので息が苦しそうで病院に連れていく
20時で病院は閉まり無人になるとのことなので20時にまた連れて帰る約束で
迎えにいくと苦しそうにのたうちまわってる姿があり、医者が注射を打ちますと入って
まもなく心停止 心臓マッサージなどの処置もしましたが19時20分に息を引き取りました

翌日母の元へ行くとちょびを抱いて涙が枯れるほど泣いたと・・・
父の時にはちょびが支えてくれた心・・・
お母さん、1年たったし、具合もいいみたいだしもう大丈夫だよねと言って
ちょびは大役を終えたのだねと話しました

母と弟とちょびをきれいなお花で飾ってあげて、庭に眠ってもらいました

小さなちょびは家族にとって大切で大きな大きな存在だった

ちょび 今まで本当にありがとうね
お母さんのこと 心配だろうけど ずっと見守ってね






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