いつしかクロは私を見ると怯えるように…。
名前を呼んだら、ビクッとするようになりました。
そのことに気付いて私は大きな間違いをしていたことに気付きました。
お転婆で外が好きで、やりたい放題のクロは、別に私を困らせようとしてるわけじゃなくて、ただ自由にクロらしく生きてるだけ…。
このまんまがクロなんだ…って、そんな当たり前のことにやっと気付いて、それからはクロのすることを叱ることはなくなりました。
近所に迷惑かけたら謝りに行けばいい。
家の中で、困ることがあれば工夫すればいい。
クロは何にも悪くない。
ごめんね…とクロに申し訳ない気持ちでいっぱい、これからは怒らないから、と優しく呼びかけ続けてるうちに、クロから怯える様子が消えました。
おかあちゃん、ポッポ、クロ…親子だけどそれぞれに個性がある。
クロのありのままを受け入れる…子育てとおんなじやな…っていうことを教えてくれたのがクロでした。