世間は空前のペットブーム。私の住むマンションでも半数近い世帯の方々がワンコを飼っていらっしゃいます。このような現実の裏で、年間に40万匹もの犬や猫が処分されていることを朝の情報番組で知りました。新聞やワイドショーで取り上げられていることは知っていましたが、私は直視できずに、目を逸らし続けてきました。でも・・・知らなきゃいけない!
飼っていた犬や猫を処分するために、保健所に連れて来た飼い主にレポーターが理由を聞いていました。
「噛み付くんです。」「引っ越すんです。」―。
言葉もありませんでした。ただただ泣けてきました。
そんな簡単な理由で家族として今まで過ごしてきたペット達を処分してしまうなんて―。
これが現実なんです。簡単に処分を決める飼い主、ペットショップで売れ残った子達。
家に受け入れた時から、その子は家族の一員だし、飼うことには大いなる責任も伴います。そういう意味を考えずに安易に飼う人が多すぎるという現実。
私がその番組を見ているときに、CINQは今日も主人に連れられ病院に耳の治療に行ってきました。その病院で、主人が目にしたものは「飼い主求む」の張り紙が多かったことだそうです。理由は前述したような、なんでもない簡単な理由から―。
こうしてPCに向かう私の傍でCINQは寝ています。幸せな子だと思います。かたや、今も保健所の暗い部屋で処分を待つペット達が沢山いること。何ができるわけでもない。でもそれでも、知っておくこと。忘れてないでおこうと思います。