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ダリオ、緊急事態です

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2016年12月19日 22時32分




12月16日朝のダリオ。
これが私が公園で撮ったダリオの最後の写真となりました。
先週一週間、ダリオは急にご飯に来ないことが増え、
来ても食べずにすぐ帰ってしまったりしていました。


以前は私たちが行くと大喜びで真っ先に走ってきてくれていたダリオが、
こんなに食べて大丈夫か?と思うほどよく食べていたダリオが、
私たちの大切なダリオが、
急に元気がなくなってしまいました。


12歳の今まで元気でいてくれたダリオですが、
いつ何があっても不思議ではない年齢です。






いつもご飯を食べている場所の奥はこんな風にフェンスがあります。
このフェンスの向こうは誰も入れないので、
猫たちにとっては非常に安心していられる場所となっています。


この場所のおかげでここの猫たちはずいぶん救われてきたと思います。


ところが!
誰か具合が悪くなった時には厄介です。


ダリオは現れてもこんな風にフェンスの向こうの陽だまりで
過ごしていることが増えました。
きっと自分が弱ってきていることがわかっていて
誰にも邪魔されずにいたかったのだと思います。


日が当たらなくなると、どこかへ姿を消していました。
残念なことにハウスにも入っていませんでした。
もしハウスにいたら、ハウスの入り口をふさいでハウスごと
持ち出すつもりでした。




土曜日、そろそろ一週間食べていないと思われたので
何とか捕獲しなければと公園に行きましたが、ダリオはいませんでした。


そして昨日。
もう時間がない!、これ以上時間がたったらダリオは危ない。


私たち鬼ババはダリオがいてくれることを祈りながら公園に行き、
何人かの方に手伝ってもらい、必死で何とかダリオを保護しました。

多少の規則違反はありましたが、そんなことは言っていられませんでした。






保護したときのダリオは、抱き上げられてもまったく動かず、
かなり衰弱していることがわかりました。


幸い、公園の古い関係者で地元の夜間救急病院の院長夫人が力を貸してくださり
特別に診ていただけることになったので
ダリオを連れてタクシーで病院に急行。



各種検査の結果、肝臓がかなり悪くなっており、
黄疸が出ているとのこと。熱も高い。




早速治療が始まりました。
が、ここは救急病院。通院も入院もできません。
他の病院に行けば即入院、それも長期に渡る入院で
治療費もはんぱではなくなるだろうとのこと。

私たちは頭が真っ白になりました。





院長夫人はダリオの赤ちゃんの頃を知っているので
なんと、ダリオを家で診てくださると言ってくれました。


こんなありがたいことはありません。
この女性は医療の知識もありますし、何より猫への愛情はすごいものがあります。


私たちは一も二もなくお願いすることにしました。

写真は昨日の夕方院長宅に到着したダリオ。






このお家は、超多頭飼いの現在17匹。
ダリオは18匹目になります。

ケージで休んでいるダリオに、早速一番優しい猫さんがご挨拶。



ダリオは元気にさえなれば、集団生活には慣れているし、猫が好きだし、
きっと幸せに暮らして行かれると思うのです。





鬼ババたち、頑張りました。
何とか最悪の事態は回避しました。
あの時行動を起こさなかったら、
私たちは永遠にダリオを失ってしまっていたでしょう。


私たちができることはすべてやりました。
後は、院長夫人の愛情とダリオの生命力にかけるしかありません。
院長は治る可能性は十分にある、と言ってくれましたが、
今のところ回復の兆しは見えていません。






今日午前中のダリオ。

「昨日よりはましになりました。でもまだ熱が高く何も食べてくれません」
とのメールが届きました。


ダリオ頑張れ!
私たちは公園にダリオがいないのはさびしいけれど、
大切なのは、私たちがさびしいかどうかではなく、
ダリオが幸せかどうか、なのだから。


少なくとも、公園の寒いところでうずくまっているよりは
何百倍も良い環境になったのですから。




どうか皆の愛情と応援に応えてもう一度元気になって
幸せな老後を手に入れてほしい、
と公園関係者一同、祈っています。


本当に色々な方に力を貸していただきました。
ありがたいと思っています。


どうぞ皆さま、ダリオにパワーを送ってやってくださいませ。










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