エードを語る上で、どうしても外せないことがあります。
エードの1番派手な特徴は先天的な右前足の欠損です。
その為にエードはーアンマリカキタクナイケドーさつしょぶんートッテモイヤナコトバダケド
ほけんじょ行くって飼い主さんがいいだして。
エードの親の飼い主さんはヒトに迷惑をかけると思ったのでしょう。
しばらく「子犬ちょうだい」「大変だからダメダメ」「ちょうだい」「ダメダメ」
っていうやりとりをやった挙句
「んじゃ、お医者さんに診てもらって
たいした障害じゃないってわかったら私にくれる?」
という約束をしました。
お医者さんは子犬のレントゲンを取って
「これでみる限り特に問題はないですよ。
関節が生きてるし、長さもいい。あんまり長いと切らなきゃならないけど
これなら大丈夫。良い欠損です」
「内臓の位置が変形してくるからそれで問題が出てくるかもしれないけど
十年後です。その時また考えましょう」
と言ってくれました。
ほらぁ「良い欠損」だってー!「良い欠損」だって!
いい言葉だなあ。
それで飼い主さんはあきらめて子犬を私にくれました。
エードの名前を覚えてもらう時
「なんでもええど〜てことで」
っていうことにしています。関西風…あれ?関西は「ええで〜」だったっけ?桂三枝。
名古屋なら「えーがや」?ちがうな。西の方は間違いないはず。
ってなんの話だ。
そうそう。
それで岩場のトドは立ち上がって犬の散歩に出かけることになったと
そういう話でした。