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ぷりん
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私の宝物、ぷりんちゃんのお友達になってくださいね〜
月曜日はいつも通院の初日になります。 「今週もよろちく」と獣医さんにご挨拶しに行くのがいつも月曜日。 週に3回通院していると同じ顔ぶれのワンちゃんにも出会うんです。 通い始めた頃って、会う子会う子に「こんにちは!」というモードでフレンドリーな 仕草を何メートルも離れた所から見せていたぷりんでした。 けれども、最近そんなぷりんにも心模様があるようなんです。 10歳を越えたチワワちゃん、足腰が弱って歩けません。 オーナーさんが「この子は家に居てるチワワ達にも心開かないんですよ・・」 と、以前話してくださったことがあるんです。 だから、「こんにちは・・」と見つめられるのが苦手なんですよね。 何回も何回もご一緒しているうちに、ぷりんもどうやら感じたようです。 今日も偶然待合で少しの時間一緒になりました。 いつものように、ほかのワンちゃんには背中を向けてママさんにだけ 視線を送っているそのチワワちゃんを今日はなんとも言えない様な表情で ぷりんは見ていました。 決して言葉を発しちゃいけない・・この子は嫌なんだ・・と言うことがわかるのかな。 すごく引き気味にチラチラと見ては行きたい気持ちを抑えていたようでした。 お散歩に行ったり、お友達と一緒に走り回ったりできないいぷりんにとっては 動物病院というのは小さな社会です。 そこで出会うみんなは、やはり同じように何かトラブルを抱えている子ばかり。 正直、どのワンちゃんも物憂げなお顔を見せているように思えます。 オーナーさんによっては「話しかけないで・・」という雰囲気をされている方も 勿論おられます。 わたしだってそんな心境にも何度もなりました。 ぷりんは、学んだのかな・・・誰もがみんな「仲良し」になれないんだってこと。 ここは「病院」だということ。 我慢や忍耐と言うことは1歳の子にはきっときっとハードルが高くて思いのまま 振舞いたいのが本当だと思います。 でもいつの間にか、ぷりんは待合室で控えめな子になっていました。 ケガノコウミョウという言葉が人間社会にはありますね。 ぷりんも、同じように病んでいるワンちゃんに対してぷりんなりに思いがある ようでした。 今日もオリコウサンだったね・・ぷりん。 今週も頑張ろうね。
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