昨夜、あるTV番組のコーナーで虐待された動物を保護し、愛情をかけて飼育しているコロンビア人女性と、その施設の話をやってました。
その中で、日本でも毎日、殺処分される犬や猫の数は約900頭とされているともありました…。
以前していた仕事がら、そう言う現実は知っていたけど、実際に動物愛護センターへ生徒達と課外学習で出掛けた時の事を思い出します。
センターの先生から講義を受けたのですが、余りの現実を目の当たりにしたショックは生徒に限らず私達職員も同じでした…。
殺処分される当日、部屋の隅で震えてうずくまる犬。遠吠えを繰り返す犬。中には本能的に子孫を残そうと交尾する犬…。
さすがにペットビジネス校の生徒達だけあり、殆んどが涙目で、中には顔が涙と鼻水でクチャクチャになってる子もいました。その内の一人の教え子が『動物を処分に持って来た人にガス室のスイッチボタンを押させる事は出来ないのか?』と質問をぶつけました…きっと彼は腹立だしさと憤りの気持ちで一杯だったのでしょうね…。
先生の話では、条令上センターの部外者には許されない事だと言っていました。
人間側の都合で飼われ、人間側の都合で処分されるんです。きっと持ち込んだ人はセンターを一歩出たら過去の事にしてしまうんでしょうね…。ペットには飼い主を選ぶ権利さえ与えられないのに…。
講義をして下さった先生も獣医師だそうです。
この先生だって、獣医を目指した頃は、動物の命を助けたいと言う一心だったでしょうに、こんなにも矛盾した仕事をされている事も悲劇に感じます。
こんな話を聞く度に、私も自分を振り返ります。
私の都合で、今いるモニカに不幸を感じさせていないかと…。
モニカから合格点をもらえる様に責任と愛情を忘れずに頑張らなきゃ!o(^-^)o