介護者の負担になる大きなものとしておもらし「失禁」があります。
認知症の人で失禁する人には、それなりの理由があります。
まずはその原因を探ってそれによって対応方法を考えなければなりません。
してはいけないこと、それは絶対に失禁したことを怒ってはいけません。
認知症の人は知能が低下していても、自尊心は高いので怒ると逆効果です。
介護者が考えなければすることは3つ。
怒らない、原因を探る、失禁しない方法を考えることです。
例えば部屋の隅にいっておもらしする人、お風呂でする人、ゴミ箱にする人などそれぞれあると思います。
この場合認知症の本人はそこをトイレと勘違いしている可能性が高いです。
ですからトイレに「トイレ」とか「便所」などわかりやすく表示しておくといいと思います。
それでもトイレがどこにあるのか認知できない場合は、おもらしする場所にトイレの変わりになるような容器を置いておくしかありません。
何よりもおもらしさせないようにするには、適度なタイミングでトイレに連れて行くことが失敗を未然に防ぐ方法です。
食事の後や飲み物をたくさん飲んだ後、眠る前や外出前など一日のトイレのタイミングは数日見ていればわかると思います。
「ここはトイレではないのよ」「こんなところにしないで」「しっかりして」など決して頭ごなしに怒らないようにしてください。
どうしてもおもらししてしまって介護者が大変な場合は、おむつを使うとかおむつ組み入れパンツなどを使いましょう。
おむつを嫌がる場合は、抵抗無く使えるようにパンツのようなT字帯式などを使ってみてください。
生活習慣病を知ろう