昨日のブログで何やら物議をかもしているようですので、今日は
その事についてお話したいと思います。
まず、犬は『肉食獣』であるという事を忘れないで下さい。
犬が野生だった頃、大きさ・力から言って、獲物として獲れるのは
『豚』『鳥』までの大きさです。
そして、野犬は、身・内臓・骨を食べて生活してきました。
肉食獣の歯は、奥歯までとんがっているので、良く噛む事はできない形状になっています。
なので、ちぎってある程度の大きさでまるのみをします。
しかし、犬の胃酸は、骨をも溶かすほどの力があるので、胃の中で全て溶けてしまうので、胃の中で、鳥の骨が刺さるということはありえません。
そこで、思い浮かべてみて下さい。
野犬が鶏舎を襲い、鳥を食べて鶏舎の周りで野犬が死んでいる光景を見たことがありますか??
『骨の硬さ=牛>豚>鳥』なので、刺さるというのであれば、砕けてとがった場合、
牛や豚の方が危ないと思いませんか?!
でも、食べ慣れていない犬が、慌てて食べることによって喉に引っかかるという事は
考えられます。
しかし、おやつにしろ、骨にしろ、食べ過ぎたら調子が悪くなってしまいます。
それは犬のみならず、人間を含めどの動物にも当てはまる事です。
なので、おやつや骨を与える場合は、ドッグフードの量を減らし、1日のカロリーを
調整しなければなりません。
皆さんのワンちゃんは、たまに黄色い液を吐く事がありませんか??
そして、草を食べていることはありませんか??
黄色い液は胃酸なのです。
ペット化が進み、ドッグフードがエサの主体となり、胃酸が余ってしまっているからなのです!!
骨や生肉を消化する事によって、胃酸の量を調整する事が出来るので
それらを与えています。
草を食べる行為も同じで、これは自然な摂理なのです。
『豚や牛は良くて鳥はダメ』という人間の主観で決め付けないで下さい。
それは『牛や豚は高級で鳥は安い』という人間のステイタスであって、
犬は牛のロースが欲しい訳ではありません。
『鳥はダメ』という前に、自然の肉食獣のしくみや、
自然界のサイクルを良く理解して下さい。
私も、30年間この業界に携わってきましたが、鳥の骨を食べて死んだという犬を見たこともありませんし、聞いた事もありません。
今日のブログをご覧になって、それでも疑問や不安を感じる方は
当訓練所までご連絡下さい。
※ただし、鯛やチヌの骨は小さくて鋭過ぎるので、刺さる場合があります。
※チョコレートとネギ類は、個体差はありますが中毒を起こすので絶対に与えないで下さい。
丸亀警察犬訓練所所長 亀山
お問い合わせはリンク先の丸亀警察犬訓練所までどうぞ