もしも、わしの舌がもうちっと長かったら…
底の底まできれいに舐めれるんじゃが…
もしも、わしのホッペがもうちっとスマートじゃったら…
細い入れ物じゃっても‥奥の奥まできれいに食べれるんじゃが…
もしも、わしのおメメがもうちっと引っ込んでおったら…入れ物の縁にぶつかることもあるまい…
そして‥もしも、わしの歯がもっと鋭く健全に残っとったら…そりゃあ美味いモンはもっと美味かろう…
母ちゃんや会社のお姉さん達がな、杏仁とかプリンとか美味いモンを食べた時な、たまに底にちろっと残してくれるんじゃが…
うまく食べれんでな…
結局最後はスプーンでほろこってくれんと〜なんじゃ…
わしだって最後までちゃんと食べたいんじゃよ!
せっかくいただいた美味いモンは粗末にせんと大切にちゃんと大切にじゃ!!
(* ̄ー ̄*)b
じゃけど底まで舌届かんし‥角々は難しいんじゃて…
こんな思いは〜わしだけなんじゃろ〜か…(-ω-`)
今日はこの切ない気持ちを唄にしてみたんじゃ‥
『目の前の…
甘いソナタはなぜ遠く… わしのお口に
入らざりけり…』
―*―風之助 心の唄―*―
おぉ‥季語がなかったな…