我が家のお嬢様二人は、ワタクシをおもちゃにして遊びます
下のお嬢は容赦なくお構いなしに力の限りワタクシの毛を引っ張ります イタイです
そのくせワタクシがちょっとペロリと舐めただけで
この世の終わり、殺される〜とばかりに大きなお声で
『うぎゃぁぁぁん〜〜』と泣きます
上のお嬢はワタクシよりご自分が偉いと思っていらっしゃるようで
何かにつけてワタクシに文句をおっしゃいます
『もぅ!!ダリったらぁ〜』 『ダリ!だめでしょ!!』
怒られてばかりでございます
たまには濡れ衣を着せられることもあります
『ダリがお茶こぼしたんだもん!!』 『ダリが食べちゃったの!!』
今日も今日とて、大騒ぎが始まり
『ダリが〜〜え〜ん』 『ダリ!!もう!!あっちいって〜』
『そんなに言うならもうダリはおよそへあげちゃうからね!』
えっ??なんでワタクシがよそへ行かなければならないの?
ひどい…
『だめだよ!!だめだめ〜〜ダリかわいそうだよ〜 え〜んえ〜ん』
??上のお嬢が、ワタクシのためにそこまで…
今までの仕打ちが帳消しになるようなお優しい言葉を…
まぁワタクシもある意味この家のお嬢様の一人であるわけですから
言ってみれば姉妹のようなものです ねぇ?
ちょっと聞いてみてくださいよ
『まーちゃんはくーちゃんのきょうだいでしょ?じゃぁダリは?』
『ダリは ダリっぺ!!』
なんですかそれは… っぺ ってなんですか? ……