4年前の今日は
生まれて初めて「猫」という生き物を
家族として迎え入れた日。
小さい頃からおばあちゃんちの代々の猫と遊んだり
近所に住む猫の寝床を占領したり
(物心つく以前の話だそうですが)
片目のない野良猫に近づいて噛まれたりと
猫に接する機会はちょくちょくあったあま母。
しかしアレルギー持ちのあま母には
とても猫を飼う勇気が持てなかった・・・。
そんな雨の夕方、
あま母の心をわしづかみにした1匹のよれよれ仔猫。
推定4ヶ月のよれよれクンは
カエルなど食いつないでいたようで、
半年かけての虫下し。
寒くなり始めた秋の夜に体が冷えたのか、
風邪っぴきの鼻水だらけ。
中耳炎の耳の中も真っ黒け。
お腹を下しているのにお皿に乗ったご飯は何でも口にして、
畳の上で粗そうをしてしまった時には
部屋の片隅でびくびくしながら固まっていたよね。
体力がつくまで予防接種を待つことになり、
しばしお風呂に入れない方がいいと言われて戸惑った私達。
しばし夜は廊下に置いた小さな猫用ベッドに
独りぼっちで寝かせようとしていたものの、
閉め切ったドアの向こうで
寝室に入れて欲しいと毎夜鳴きまくっていた彼。
淋しんぼの彼。
甘えんぼの彼。
今でも彼に留守番頼んで出かけようとすると
恨めしそうな顔で見送ってくれる。
さらに勝手口の外に知らない猫が立つとひどく怒る彼。
きっと
やっと手に入れた幸せを他の子に取られたくないんだろうなあ。
4年一緒に暮らして感じたこと。
あま蔵にはあま母の気持ちはお見通しなんだと思う。
彼は猫に対する不快な考えを一変させてくれた愛情先生。
愛情を向けると無償の愛で返してくれることも教えてくれた。
君にお願い。
これからも君の生涯を私達夫婦に託してちょうだい。
ずっと甘えん坊でいてちょうだい。
ワガママもたまには聞くから何でも言ってちょうだい。
そして
長生きしてちょうだい。