水虫の原因であるカビの一種(真菌)の白癬菌は、湿った環境で盛んに増殖する性質があります。
ですから、水虫は、靴下や靴を履き続けることが多く、蒸れた状態が続いている足によく起こります。
白癬菌が角質層(死んだ細胞の集まり)の表面近くに増殖している段階である水虫の初期には、かゆみなどの自覚症状はありません。
しかし、水虫は自覚症状がなくても起こっている場合があるので、注意が必要です。
ある程度時間が経って、白癬菌が角質層の最下層まで到達し、増殖するようになると、発疹ができたり、かゆみが生じたりします。
水虫は、もともと男性に多い病気でしたが、最近は若い女性にも水虫が増えていると報告されています。
日本人の5人に1人は水虫にかかっているといわれ、国内の水虫の推計患者数は約2500万人とされています。