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てん☆
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思い出のにゃんこ。 ココには愛しい てん☆がいっぱいなの。
棺には「てん」の写真を入れました。 義父の安らかな顔のとなりに「てん」の写真 いっしょに、天国へ・・・ 御会葬御礼 「感謝」・・・この思いに尽きます 夫 は、平成20年1月4日 午後4時26分、享年80歳の生涯をとじ、 静かに永い眠りにつきました。 「お前の人生はどうだった?」と、夫が私に 尋ねたのは、ほんの数日前のことでした。 「まぁまぁだったよ」と言えば、夫は 「そうかまぁまぁか・・・」と穏やかな表情を 見せてくれました。その時の情景が、今も 鮮やかに瞼に浮かび、最期まで家族のことを 考えてくれた夫へ、感謝の念が溢れます。 長く教育の道に誠を尽くし、多くの若い芽の 育成に心を傾けてきた夫。わが家にあっては、 厳格で頑固なところもある夫でしたが、 口では厳しい事をいいながらも、心の内では いつも自分のことより家族のことを考え、 深い愛情で守ってくれておりました。また、 孫たちのことも、目に入れても痛くないほど 可愛がり、その成長を何より楽しみに 見守っていたものでした。目尻を下げて 微笑んでいた面影が瞼に浮かび、寂しさが 募りますが、闘病から解放された今、頑張って くれた夫にはゆっくり休んで欲しい、そして また、可愛がっていた愛猫の「てん」と一緒に、 私達を見守って欲しいと願っております。 お世話になった皆様へ、生前夫が賜りました ご厚誼に心より感謝申し上げます。 本日の御会葬 誠に有り難うございました。 略儀ながら書状をもってお礼申し上げます。 平成二十年一月六日 ( 会葬御礼の礼状 義母のことばより ) 病室で「てん」の話を何度もしていた義父でした。 私が、「おとうさん、てんの話をすると涙が出てきちゃって、目が腫れちゃう。。」 と言うと、それっきり「てん」の話をしなくなりました。 認知症のせいで、わがままに私達を困らせる事もあったけれど、 しっかりしたところも確かに残っていて 私の気持ちを思ってくれていました。 それから、「空太を連れてこい。」と何度も何度も何度も言って、 「ここは病院の5階なんだから連れて来られないよ。」との答えに 「お前たちはみんな、肝が小さい頑固者だ。」って落胆したり、説教したり・・ 夜昼となく、大変な入院生活ではあったけれど、笑顔もたくさんあって 密度の濃い素敵な時間でした。 胃癌を患っていたのに、最期まで痛みもなく話が出来たこと 私達にとっても救いでした。 おとうさん、今まで たくさん、たくさん、ありがとう。 長い間、本当にご苦労さまでした。 どうぞ、安らかに・・・。 斎場に行く前に、空太にもお別れをさせました。 棺の廻りを何度もまわっていました。 おとうさん、空太の写真は入れないからね。 空太を連れて行かれちゃうと寂しいから・・ごめんね。 今頃お空の上で、「てん」と仲良くしてるかなぁ〜。 てん。。おとうさんの事、よろしくね☆
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