地元でもやっと、昨日災害救援ボランティアセンターができたとのことだったので、
私も仕事が休みの時を利用して、
何か地元復興のためのお手伝いが出来ないかと思ったのです。
放射性物質を気にして、いつまでも家の中にこもってるなんてもったいないし、人手が足りないことを他人のせいにしながら、
自分だけのうのうと過ごしてる現状に我慢できなくってね。
さて、ボランティアセンターで登録を済ませて、仕事をもらいに行くと、
ちょうど、がれきの掃除に10数名が出陣していくところでした。
がれき掃除組に乗り遅れた私は、他の数名としばらく仕事待ち。
すると、越谷市のジャケットを着た男性が、私たちに仕事を持ってきました。
内容は、避難所での災害救援ボランティアセンターの広報(チラシ配り)と、
避難者ひとりひとりに話しかけ、話の中からニーズを拾い上げるというお仕事。
越谷市の方がうちの市のボランティアセンターを取りまとめていることにも感動でしたが、
仕事の内容も「え?それでいいの?肉体労働は?」と思ってちょっとビックリ。
そうね。こういうことも大事よね。
で、避難所へ行って、ひとりひとりと話してみたんですが…。
…。
話したのは、トータルして、大した時間じゃなかったんですよ。
でも、帰宅したらごはんも喉を通らないし、普段昼寝なんかしないのに、
ぐったりして気が付いたら床に寝てました。
私が話した方たちは、みんな明るくふるまってて、
おばさんとか特に、誰でも良いから話がしたくてたまらない様子で色々話してくださいました。
何か足りないものはないか聞いたんですが、食料も水もあるし、
行政でよくしてくれてるから、特に今必要なものはないとのこと。
でもね、よく話を聞くと、
みんな、土台を残して家はすっかり流されてしまった方ばかりなんですよ。
だから今必要なものは何か、気になっていることは何か、といえば、
家の片づけより何より(だって家も何もないから)、今後の生活をどうするか、
この避難生活がいつまで続くのか、ということが、一番気になっていることなんです。