猫好きなら是非見てこなきゃ!と友達に言われて
「俺たちの国芳 わたしの国貞」展にいってきました。
浮世絵でありながら、実に斬新で現代のデザインにもひけをとらないどころか、国芳のデザインが今のファッションの基礎になっていると思われました。
至るところに配されている猫は、化け猫のように怖くおどろおどろしい顔つきながら、生活の中に溶け込んでいる猫の姿と、眺める美人画の眼差しは実に優しく、猫が好きで、傍らにいつも猫がいて行動を見ていなければ出来ないひょうげん(漢字たとなぜか文字化けする)だと感じました。
猫を懐に入れ、その脇でお乳をあげている親子猫。
上に書かれてる句は
「もらわるる先を案じる親心 これも子故にまよう雉子猫」とあります。
もらわれていく運命にあっても行く末を心配している女性の心境です。いつの時代も同じですね。
寒い日なのか綿入れたんぜんの中に潜り込もうとしている猫のお尻。尻尾の短い日本特有の猫ちゃんですね。
今でも、うんうんと頷ける猫の動き。
グッズ売り場にガチャポンがあって400円で運試しをしたら、一番ほしかった猫骸骨が当たりました。
国芳の有名な猫で骸骨を型どったレプリカ。仔猫も居てよく見ると可愛い。何匹いるかも楽しいし。
国芳はこういう判事絵が面白いですね。
実は福母、スカル模様が好きなんです。猫柄以外に福母の持ち物にはスカル模様が隠れていることが多いです。
2つの大好きが合わさっているんだから最高!です。
宝物です。
これをGETできただけでも今日行った価値がありました。
すべてボストン美術館所蔵ですから浮世絵といえども滅多に見られない展覧会なのです。
日本のものでありながら…気持ちとしてはなんとも言えない思いが残りましたけど…楽しかったです。