11月最後の日曜日、スナック嶺太星の国支部では夜のパーティーの準備に追われていました。
嶺太ママ
天一さん、今日は又新しい子が来るからお迎え頼むわね。うちの富一さんや茶富さんみたいな子よ、名前は小梅ちゃん。
天一
は〜い、要するにさび猫ですね、了解です。
いつの間にか地上より天上のスナックが繁盛しているようで、スタッフは皆さん忙しそう。あ、ちゃーやも頑張ってるみたい。すっかりスリムで健康そうでキラキラしてます。ちゃーや、せっかくここで楽しくやっているようだけど、そろそろあなたの大好きな小梅さんとの再会が迫っているようですよ。ふっふっふ。
夕方、シャトルバスのバス停に天一さんは出かけていきました。プラカードを持って。「歓迎小梅さん スナック嶺太」
天国に着いて、言われていたようにシャトルバスに乗り、スナック嶺太前のバス停で降りた小梅。慣れない場所にやや不安そう。その時目に飛び込んできたのが天一さんのプラカード。
あ、あれだわ!あのイケメンがあたしを迎えにきてくれたんだわ。スナック嶺太!良かった〜だってあたし、ちょっと不安になっていたから。あの子と一緒に行けばいいのね。と小梅は安心した表情に。
さすがだわ、嶺太ママ!
天一
小梅さん、今晩は。スナック嶺太へようこそ。今日は小梅さんの歓迎会です。僕と一緒に来て下さいね。
小梅
ありがとう、天一さん。ほっとしたわ。
あ、もう着いたのね。ここが有名なスナック嶺太ね!
嶺太ママ、今日はあたしのためにありがとう。嬉しいわ。ここでは皆ホントに楽しそうだわ!
嶺太
小梅さん、ようこそ。お疲れさまでした。今夜はあなたの歓迎会だからいっぱい楽しんでね。ほら、懐かしいお友達がいっぱい待ってるわよ!あの子もね。ふふふ。
ちょうどその時、奏ちゃんとマックちゃんがお散歩から帰って来ました。
良く見れば、あちこちに知った顔が!ブログで見た顔、顔、顔!何だか嬉しいわ、だって皆10年来の懐かしいお友達ですもの!すっかり嬉しくなった小梅でしたが、次の瞬間固まったのです。その目に止まったのは奥で働いている一匹の茶とら。茶とらの方は全く気づいていないようです。
続く