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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
相棒の猫、トミ黒に会ってきました。 猫仲間と一緒に。 トミ黒は相変らず穏やかで紳士な対応をしてくれました。 美しいグリーンアイ、つややかな毛並み、 太りすぎず、でもしっかりとした体つき。 お昼寝の時間に失礼しました。 まれに、「よくできた猫」と感じる子がいます。 それは、仲間の猫にやさしく、人間にもやさしく、 敵にそれなりの対応をしていく猫のこと。 トミ黒は、まさに私が デキる猫だと思う一匹なのです。 実は、相棒は去年、信じられないほど悲しくつらい日々が続きました。 そんな時に、いつも彼女に寄り添って気持ちをほぐしてくれたのがトミ黒でした。 人の気持ちがわかり、自分の大切な人が辛い時にはなぐさめてくれる、 そんなことのできる、どこか猫を超越した猫なのだと思います。 トミ黒が相棒家に来たのは2012年12月。 それ以前はご存じ猫崎公園のメンバーでした。 写真は2012年5月。 当時の公園キング。 仲間にはやさしく、外敵には厳しく、 常に公園の平和を保ってくれていたのがトミ黒でした。 トミ黒が目を患い、お家に入った後、キングを引き継いだのはダリオでしたが、 どうもダリオは見かけは派手ですが、ややキングにしてはびびりだったようです。 写真は、なつかしいぶーちゃん。 今もいる小萩とのツーショット。2011年10月。 こうしてみると、ずいぶん長い時間が流れました。 今となっては、トミ黒が公園にいた、などと信じられないですが 実際他の子たちと一緒にご飯を待っていました。 もともと、公園で子猫がものすごい数いた頃、 子猫だったダリオ達の世話をしたのが当時一歳くらいだったトミ黒だったそうです。 ダリオがいて、ぶーちゃんがいて、宮ちゃんがいて トミ黒は誰とも仲良くできる子でした。 2012年10月。公園生活最後の頃。 他の猫とのツーショットがこうしてたくさん残っています。 小春の古い写真もあるにはあるのですが、 こういうツーショットは一枚も見つかりません。 当時から、一匹オオカミの頑固ばあさんだったのでしょう。 あれから里子に出たり、亡くなったり、行方不明になったりと 公園のメンバーも減ってしまいましたが、 今、平和な公園があるのは、トミ黒の功績かもしれません。 トミ黒は公園を卒業して、これからは相棒の相棒として 一生穏やかに、幸せに暮らしてほしいです。
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