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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
お兄ちゃんが公園を出て、おばあちゃん家に里子に行ってから三週間がたちました。 大きな存在だったお兄ちゃんがいなくなった公園はさびしくなりました でも、少しずつほかの子たちも変わりつつあり 公園は最近又元気を取り戻したように思います 「お兄ちゃん、どうしてるだろうね」 「久しぶりにお兄ちゃんに会いたいね」 「明日会いに行こうか」 話は早く、今日猫崎さんとお兄ちゃんを訪ねました お兄ちゃんが私達を見て「や〜ひさしぶりだね」と 歓迎などしてくれないことはよくわかっていました。 久しぶりのお兄ちゃんは、炬燵猫になっていました 「誰だにゃ〜」 まだ三週間しかたっていないのだから、 私たちを覚えていないわけはありません。 でもお兄ちゃんは知らん顔、とぼけています。 へんな奴らが来たな、と言わんばかりにこそこそと隠れる仕草 まあ、そんなことは予想ができたのでちっとも驚きません。 里子に出て、幸せに暮らしている猫はみんなこんなもの。 かつて外でお世話をしていた人に会うのは、過去に戻るようでいやなのでしょう。 それでいいのです 今が幸せな証拠 あの時ひどい風邪をひいて、左目があかないほどになっていたのが 今は目もぱっちり、すっかり落ち着いた表情でした 「お前ら、来なくていいにゃ〜」 公園で私たちを走って出迎えてくれたお兄ちゃんはもういないのです 縞ちゃんがいなくなって半年、 一人になった公園で、お兄ちゃんはだいぶ心がすさんでいたのか ちょっと荒れ気味、ぶーちゃんには一目置いていたものの 他の女子たちを追い立てたり、 落ち着かない様子で公園の外を見ていたり、 私たちはお兄ちゃんを非常に心配していたのでした。 どんどん炬燵の奥に移動するお兄ちゃん 先に炬燵猫となっていた妹の縞ちゃんとは 少しずつ距離が縮まり、 けんかをすることもなく しっかり者の妹がお兄ちゃんをかばい徐々に親密になりつつあるとのこと。 「お兄ちゃん、しっかりするですにゃ」 「縞ちゃん、あいつら来たけど大丈夫だよにゃ?」 「あたしたちはここから動かないですにゃ、 びくびくしないでドンと構えてればいいですにゃ」 「わかった ボクは縞ちゃんの言うとおりにするよ」 相変わらずのお兄ちゃんと縞ちゃん ちょっと反対側から失礼しますよ ああ、二人一緒にいるのを見るのは嬉しい お兄ちゃんは昼間はこうして炬燵猫になり 夜はガレージに移動して思い切り遊んでいるらしいとのこと 「あ〜こんな楽な生活があったのにゃ〜 公園の生活も楽しかったけど、もう戻れないにゃ」 二匹が来て、おばあちゃん(93歳)は猫専用炬燵と猫専用冷蔵庫を設置、 生きがいになっているようです。 「公園の猫たちがいなかったら、 母はあんなに元気でいられなかったと思う」と娘さん。 今も二匹はおばあちゃんが大好き、 おばあちゃんだけが特別だと思っている兄妹。 今から四年くらい前のこと、まだ一歳に満たないお兄ちゃんと縞ちゃんは、 ガリガリに痩せて公園にいたそうです それを見つけたおばあちゃんは、最初家にあるカリカリを家族に内緒で持ち出し お兄ちゃんたちにあげていたとか お兄ちゃんたちが元気に育ったのは、おばあちゃんのおかげだったのです。 お兄ちゃん、又会いに来るからね。 でも、もう私たちのことは、忘れていいから おばあちゃんちで縞ちゃんと幸せになるんだよ
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